これまで組み合わせて使っていた、アリで$20程度で購入した銀メッキ銅ケーブルの質が極めて良くないことが判明した(UE900でEL7ナッシュビルと比較してみて分かったことだが、上も下も全く出てこない極端なカマボコ特性)ので、とりあえず原点回帰ってことで純正ケーブルを合わせてみた。
ケーブルの断線か?とも思ったが、イヤーフック部分を真っ直ぐに伸ばして聴く分には問題ない。
どうやらmmcx端子部分の接触不良というやつだ。
念のため別のmmcxケーブル何本かを試してみたところ、ちゃんと音は出るので問題は本体ではなく純正ケーブルにありそうだ。
まずはアルコールや歯ブラシ等でオス、メス両方とも掃除してみるが効果ナシ!
そこで「mmcx」「接触不良」「修理」のワードでググってみたところ、何か良さげな記事が出ている。
端子の付け根についているC字型の金具が度重なる抜き差しで遊びがなくなり「カチッ」とハマらなくなってることが原因とか。
参考ページ同様に、爪で外してみようと試みるも無理。ラジオペンチでも先が太過ぎて目当ての金具のみにアプローチできない。
詰んだ…と思いきや、こないだ買ったうってつけの道具を発見!!
思惑通り、取り外し成功!!
やはり従前と同じように少し動くと音が途切れたり出たりという状態。
どうやら金具に原因がある訳では無さそう。
そこで、問題のないL側と、接触不良のR側をよくよく見比べてみる。
おそらく原因と思われる箇所を発見!
端子内の真ん中にある細い棒状のピン部分
もちろんラジオペンチの先は端子内に入らないので、極細のマイナスドライバーを使い、右左を見比べながら真っ直ぐになるよう微調整。
折ってしまっては元も子もないので細心の注意を払いながらの作業。
おおかた大丈夫そうなので先ほど取り外した金具類を(せっかく外したので「遊び」とやらを微調整して)付け直し、端子部分にタップリとコイツを振りかけてやる。
ドキドキしながらiPhone直挿し。
…鳴る。
首を左右に振っても、ケーブルをグネグネ弄っても、コネクタ部分に負荷をかけてみても、音が途切れない!!
バンザーイ!バンザーイ!
ということでせっかく直したので暫くは純正ケーブルにて運用してみましょう。
改めて聴いてみたら低音しっかり出るし、しなやかで取り回し良好だし、純正なかなかエエかんじやん!