初めての爬虫類飼育にドキドキの日々。
真冬に子ヤモリを拾ってから今日まで
なんとか育ててきました。


 

” 野生のニホンヤモリは飼育が難しい。
生餌しか食べないし、
飼育環境になかなか慣れてくれず
餌付けできない場合が多い。”
 

”爬虫類初心者には100%無理、
冬に拾った子ヤモリはさらに難易度が上がる。”

というのがネット上の、爬虫類飼育上級者の方々の常識のようです。

つくねってば奇跡的な存在!?

餌付け成功の秘訣って、なんかあったのかしら。
自分なりに振り返ってみます。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


子供の頃から生き物が好きだった。
三重の実家の庭には
カナヘビや二ホントカゲも住み着いていた。
でもヤモリは見たことがなかった。


私が初めてニホンヤモリに遭遇した場所は、八王子の稲荷湯というお風呂屋さん。

銭湯に迷い込んだかわいそうなトカゲを
石鹸箱に入れて家に連れて帰った。

当時美大生だった私は、見たものは何でも描く癖があり
とりあえずスケッチ。
「お風呂屋さんに来たのはノドが渇いていたのかな?」
と思い、公園の池の近くに放してやった。

スケッチをしたおかげで独特の指の形を覚えていました。
あれは間違いなくニホンヤモリ。
知らなかったとはいえ、ごめんね。
人家に住み着く生き物だったなんて。


 


その後、二度引越しをし、世田谷区に住んでいた時。
 

夏になるとアパートの窓に飛んでくる蛾や蚊を狙って、
腹の白いトカゲがたくさん集まってくる。

ニホンヤモリという人家に住み着く生き物だということを
このとき知った。
当時一緒に住んでいた黒猫ノンちゃんとふたり
夜な夜な窓ガラス越しにヤモリを観察したのは、
もう10年も前のこと。

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

つくねを保護したのは今年の1月30日。

翌日近くのペットショップでSサイズのコオロギを買ってきた。

でも最初の3日間は何も食べなかった。
 

 


4日目。

 

プラケースの隣の、暖房器具のそばにリボンが吊るしてあった。
リボンは暖かい空気の上昇に伴いゆらゆらと揺れ、ふわふわと動く。
リボンをプラケース越しに見上げていたつくねが、
それを追いかけて走るような行動をとった。


それを見て思い出した。
世田谷のアパートの窓にいたヤモリが
蛾や蚊などの、パタパタとはばたく、よく動く羽虫を捕まえていたこと。


猫だってそうだ。
動くものに飛びかかる。
 

ゆらゆらと揺れるリボンにじゃれるのは
捕獲本能を刺激されるからだ!



私は、コオロギをピンセットで摘まみ、
猫をじゃらす要領で、つくねの目の前で小刻みに揺らしてみた。

摘ままれたコオロギはピンセットの先でジタバタする。

さらに、蛾が飛んでいるかのようにふわふわと動かしてみた。

するとつくねは、驚くほどの速さでパクっと食いついた。

 

 

私が初めて、つくねの餌付けに成功した瞬間でした。
 

 

 

 

それからしばらく、
ツバメのお母さんになった気分で
つくねの口にコオロギを運ぶ日々が続きました。

今はもう、ピンセットは使わず、餌入れにコオロギを入れて与えているけど。









 

つくねよりも、

コオロギの世話がたいへんです。


つくねの餌用の小さなコオロギ


クリックで拡大(虫画像注意)

 

 



゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


長くなりましたが

私がニホンヤモリの餌付けに成功した理由は、



・インターネットの情報を役立てた
・近くに爬虫類を扱うペットショップがある
・猫じゃらし技術
・もともと虫が好き
・メダカ飼育経験あり

この5つかな。


それと、コメント欄でアドバイスもらったりして
すっごく励みになりました。

о(ж>▽<)y ☆

ありがとうございます。

 

 

 

 

今回は特に、猫じゃらし的な餌付け方法を思いついた経緯について
書いてみました。

他の項目についてもまた書きます~。


 

 

 

つくねの飼育、今後の目標は
壁の水滴を舐めるようになってもらうこと。
 

つくねの顔に霧吹きすると、顔の水滴を舐めます。
今は夏だからいいけど
寒くなったら直接吹きかけるわけにいかない。


私の顔を見ると舌をペロペロ出すのは
このせいなんです。
水くれーって。


 

 

 

かわいいけど、それじゃ困るんだよ~ つくね。