初めての爬虫類飼育にドキドキの日々。
真冬に子ヤモリを拾ってから今日まで
なんとか育ててきました。
” 野生のニホンヤモリは飼育が難しい。
生餌しか食べないし、
飼育環境になかなか慣れてくれず
餌付けできない場合が多い。”
”爬虫類初心者には100%無理、
冬に拾った子ヤモリはさらに難易度が上がる。”
というのがネット上の、爬虫類飼育上級者の方々の常識のようです。
つくねってば奇跡的な存在!?
餌付け成功の秘訣って、なんかあったのかしら。
自分なりに振り返ってみます。
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子供の頃から生き物が好きだった。
三重の実家の庭には
カナヘビや二ホントカゲも住み着いていた。
でもヤモリは見たことがなかった。
私が初めてニホンヤモリに遭遇した場所は、八王子の稲荷湯というお風呂屋さん。
銭湯に迷い込んだかわいそうなトカゲを
石鹸箱に入れて家に連れて帰った。
当時美大生だった私は、見たものは何でも描く癖があり
とりあえずスケッチ。
「お風呂屋さんに来たのはノドが渇いていたのかな?」
と思い、公園の池の近くに放してやった。
スケッチをしたおかげで独特の指の形を覚えていました。
あれは間違いなくニホンヤモリ。
知らなかったとはいえ、ごめんね。
人家に住み着く生き物だったなんて。
その後、二度引越しをし、世田谷区に住んでいた時。
夏になるとアパートの窓に飛んでくる蛾や蚊を狙って、
腹の白いトカゲがたくさん集まってくる。
ニホンヤモリという人家に住み着く生き物だということを
このとき知った。
当時一緒に住んでいた黒猫ノンちゃんとふたり
夜な夜な窓ガラス越しにヤモリを観察したのは、
もう10年も前のこと。
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つくねを保護したのは今年の1月30日。
翌日近くのペットショップでSサイズのコオロギを買ってきた。
でも最初の3日間は何も食べなかった。
4日目。
プラケースの隣の、暖房器具のそばにリボンが吊るしてあった。
リボンは暖かい空気の上昇に伴いゆらゆらと揺れ、ふわふわと動く。
リボンをプラケース越しに見上げていたつくねが、
それを追いかけて走るような行動をとった。
それを見て思い出した。
世田谷のアパートの窓にいたヤモリが
蛾や蚊などの、パタパタとはばたく、よく動く羽虫を捕まえていたこと。
猫だってそうだ。
動くものに飛びかかる。
ゆらゆらと揺れるリボンにじゃれるのは
捕獲本能を刺激されるからだ!
私は、コオロギをピンセットで摘まみ、
猫をじゃらす要領で、つくねの目の前で小刻みに揺らしてみた。
摘ままれたコオロギはピンセットの先でジタバタする。
さらに、蛾が飛んでいるかのようにふわふわと動かしてみた。
するとつくねは、驚くほどの速さでパクっと食いついた。
私が初めて、つくねの餌付けに成功した瞬間でした。
それからしばらく、
ツバメのお母さんになった気分で
つくねの口にコオロギを運ぶ日々が続きました。
今はもう、ピンセットは使わず、餌入れにコオロギを入れて与えているけど。
つくねよりも、
コオロギの世話がたいへんです。
つくねの餌用の小さなコオロギ
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クリックで拡大(虫画像注意)
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長くなりましたが
私がニホンヤモリの餌付けに成功した理由は、
・インターネットの情報を役立てた
・近くに爬虫類を扱うペットショップがある
・猫じゃらし技術
・もともと虫が好き
・メダカ飼育経験あり
この5つかな。
それと、コメント欄でアドバイスもらったりして
すっごく励みになりました。
о(ж>▽<)y ☆
ありがとうございます。
今回は特に、猫じゃらし的な餌付け方法を思いついた経緯について
書いてみました。
他の項目についてもまた書きます~。
つくねの飼育、今後の目標は
壁の水滴を舐めるようになってもらうこと。
つくねの顔に霧吹きすると、顔の水滴を舐めます。
今は夏だからいいけど
寒くなったら直接吹きかけるわけにいかない。
私の顔を見ると舌をペロペロ出すのは
このせいなんです。
水くれーって。
かわいいけど、それじゃ困るんだよ~ つくね。