(九郎さん・・・・・・もう会えないの・・・・?)

元の世界に戻ってきて咽び泣くしかできない状況が苦しかった。 手に白龍の逆鱗が残っている。

(ううん!!!あきらめない!! 絶対にあきらめない!!絶対に救う!!幸せを取り戻したい!! そのためなら何だってできる。 あの時の白龍が私に託したこの逆鱗で・・・私 はあの人を救う!!)

望美は目を閉じ、逆鱗に念じる・・・・・絶対 にあきらめないという気持ちで願う。

「望美、目が覚めたか?」

「九郎さ・・・ん?」

「どうした・・・・・?」

望美が目覚めたときに九郎や皆が部屋にいた。 皆も傍にいる。そんなことを思い、望美の目か ら涙が溢れ出ていた。

「ふぇ・・・・・・」

「お、おい・・・の、望美、一体どうした!?」

望美がいきなり泣き始めた為、九郎は慌て始める。

「の、望美!?どこか調子でも悪いのか!?」

「九郎さん・・・・。」

九郎は一向に泣き止まない望美を抱き寄せる。 望美はびっくりする。
それとともに涙が止まり、少しずつ落ち着く。
一方抱き寄せた九郎は真っ赤になりながら、言い訳やら弁解やらをし始めるが、それとともに 望美は少しずつ笑顔になる。
そして、

「九郎さん、死んじゃあダメだからね。私が絶対にそんなことさせたくない。」

「望美・・・・?」


(あんな運命はもう二度と起こさせない!! あの人の運命を救う!!そのためなら何度でも 何度でも戦う!!負けたくない!!)




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過去にアップした九望第2弾!!
その当時は3は全盛期でしたね。九望仲間で絵茶が流行ってました。本当に懐かしい!
今は帯ゆきと高ゆきメインですが、また思いついたら、新しいのをアップしてみますね!
「お前は元の世界に帰ったら、何がしたいん だ?お前の夢は・・・?」
夢・・・・と言われて少し戸惑った望美。
剣の手合わせをした後に九郎に尋ねられた。 ただひたすら元の世界に帰るために精一杯に なっている望美にとっては夢という言葉は遠い ような感じがしていた。

「この娘は将来を誓い合った許婚です。」

神泉苑での雨乞いの儀式での出来事だった・・ 後白河院が舞を披露した望美をいたく気に入 り、連れ去られそうなところを九郎が何とかご まかすための偽り。 最初は照れくさかった。 だけど、今では望美にとって元気の出る魔法。 例えその場限りでも・・・・・。

「望美・・・・?」

「あ、ごめんなさい、黙り込んじゃって。夢と いうより私は今が精一杯かな・・・。」

「そうか。」

ふふ。と望美は微笑み、九郎はふっ、と微笑 む。

「それに私は九郎さんに元気の出る言葉をも らったから♪」
「俺が・・・・?」
「うん!!」
 首を傾げる九郎。それを見て笑顔になる望美。

“あなたに言ったら、カワイイくらいに 表情を真っ赤にして
「恥ずかしいからやめてく れ」
と言うかもしれない。 でもね、九郎さんが言ってくれたあの言葉が、 私は頑張れるから、それが私の元気の源。”

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昔、遙か3で九望で初めてアップした産物。あれから随分経つなあとしみじみと思っています。あれから昔の携帯サイトは残してあります。
次の新しいものがアップできるまでは、昔の残ってるものをアップしていきます。
遙か5バージョンの白雪姫です。
皆がゆき大好きで最後は収集がつかなくなります。それでもいいよっていうお優しい方はどうぞ!
あと長くなるので、シリーズ化します。

白雪姫:ゆき

王子:帯刀

小人:都、瞬、龍馬、チナミ、総司、アーネスト、晋作

魔女:天海

狩人:桜智





昔むか~しあるところに色白の肌に愛らしい瞳、そして少し危なっかしく騙され易い部分はあるが、とても素直で両親や皆に愛されている美しい姫がおりました。
姫の名前は「ゆき」といい、まさに白雪そのものです。
ストーリーは姫の母親が亡くなり、王が姫の為に新しい母親……つまりは継母となる女性を迎える所から始まるんですが……。
ちょっと!!天海さん早速なに姫に抱きついてるんですか!?あなたは継母の役なんですよ!!ゆきちゃん困ってますよ!

「煩いですよ、管理人。神子は私の愛しい子。」


いやいや天海さん、今は白雪姫のストーリー通りに進めてくださいよ!じゃないと、先に進まないです!
今はゆきちゃんは『白雪姫』で天海さんは姫の『継母』なんですから、きちんと今の役目を果たしてください。お願いします。

「わかりました。しかし、王子があの男なのでしょう……。嘆かわしい。」


こう言った人はあなただけではなかったです。他の八葉も言ってましたが、これだけは許してください。しかし、なかなか進まない。

王妃として迎えられた継母。姫や城の者たちとの挨拶も済ませた後、継母は自室に入る。そして、鏡に問いかける。

「鏡よ、鏡。世界で一番美しいのは、誰ですか?」

「それは『白雪姫』です。」


「流石、わが愛しい子。世界に愛されている。しかし、セリフ通りにやらないと……また煩いですから。そうですか私ではなく、『白雪姫』ですか。誰か福地桜智を呼びなさい。」

しっかり聞こえてますよ。天海さん……。しかし、このまま進まないのかとヒヤヒヤしました。


「ここに。」

「今から『白雪姫』を城から森に連れ出し、そのまま手にかけなさい。必ず成し遂げるのです。」


王妃は狩人にそう命じる。だが……。
(ああ……これから、ゆきちゃんのお供が出来るなんて!!なんて幸せなんだ〈うっとり〉)


もしも~し桜智さん……。ダメだ…妄想入ってます。王妃様何とかしてください!

「福地桜智。」


こ、怖いけど、桜智さん戻ったので、良しとしましょう!さてまだ続きますよ。
桜智さんが我に帰ったので、ゆきちゃんを連れ出すとこから、再開しますね。


(ゆきちゃん、君を連れ出す私をどう思っているのだろう……とはいえ王妃様に逆らえない……私は何て無力だ。)


「桜智さん?」


深く沈んでいる桜智にゆきは呼びかける。

「桜智さん、さっきから凄く元気がなくて……私で良ければ話してみて。」


(嗚呼!ゆきちゃん……いや姫は何て良い方なんだ!私は姫を手にかけるなんて出来るはずがない!ならば私が取るべき道は一つだけだ!)


「姫、どうかここからお逃げください。王妃様が貴女様のお命を絶つ為に私は遣わされました。ですが、私にはそれはできません。どうぞ、ご無事で!!」


姫が何かを言う前に去ってしまった狩人。しかも去り方がオトメン……。
残された姫はそのままその場にずっと居るわけにもいかないので、森の出口を探す為に歩くのを再開する。


「あ、おうちだわ。もう今から森に戻るのは危険だから、泊めて頂けるようにお願いしてみましょう。」


そう思い、誰か家に居ないかと扉をノックして声を掛けたものの、返事がない。返事がないので、扉を開けて、中に入る。


「お出かけされてるのね。仕方ないわ。中で待ちましょう。眠くなってきた……。ここはベッド?ごめんなさい少しお借りしますね。」


狩人に森に連れ出されて、置いてけぼりにされた姫。クタクタになり、とうとう眠ってしまった。果たしてこの家の住人は善人なのか?悪人なのか?今後の展開は?

続く。
風花記高杉ED後の話です。


薩摩藩と長州藩の同盟が確約された後、それぞれの藩の要となる者達やその同盟の率役者の坂本龍馬は、まだまだ忙しく奔走している。

戦いの場でも常にゆきは高杉の傍にいた。それはゆきの願いであり、大切な人の帰りを安全な所で待つだけは耐えられないからだった。


幕府と薩長の戦いは多くの犠牲を出し、終結した。そして高杉は桂に後を託し、ゆきとともに萩の片田舎で新たな生活を始めた。
ゆきは濁龍との戦いの後に自分のいた現代を捨て、命が尽きようとしていた高杉に自分の命を分け与えた。
だが、それが意味する事は二人があまり永く生きられないという事。
そして命が尽きる時は二人一緒だと白龍から告げられた。

(例え永くなくても、大切な人とともに生きたい。)



(不思議なものだな。ひたすら狂気を演じて、戦ってきた俺が……でも悪くない。)


お互いの出会いはあまり良いものではなかった。だが利害が一致した後、行動していく内にただの仲間という枠を越えていた。
お互いになくてはならない関係になっていた。



「晋作さん、私幸せですよ。でもね……」

ゆきはハニカミながら、未来を思い浮かべる。お互いが同じ僅かな時間しか生きられないと分かっていても、悲観しない。



「生きている内にもっと幸せになりたいと思ってしまうんです。」


(俺はゆきを十分に幸せにする事はできない。だが……傍で笑っている。)


「晋作さん、伝えたい事があるんです。」

「どうした……?」

「新しい命がここに。」

高杉は少し驚くが、穏やかな表情になる。

(新しい命か……どちらに似るのだろうか?両方かもな。嬉しくもあり、永く一緒に居られないのが、残念でならない。だが……)


見守る事ができると伝えれば良いだろうか……?とゆきの耳元で囁く。
ゆきは頬を少し赤らめ、ええ。と答える。
後にゆきは双子を出産する事になるが、それはもう少し後の時期の事。







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高ゆき第2弾がいきなりの展開ですみません。風花記ED後でこんなのも有りではないでしょうか?
双子ちゃんは是非両方に似てほしいと願いつつ、あんまり長くなるとキリがないので、ここまでにしておきます。
(本当に君には毎回驚かせられる事ばかり……でも悪くない。)


「小松さん…?」



どうしたのだろう?と首を傾げる少女。その少女を見て、クスッと笑う男性。


「いや、何でもないよ。」
(君はいつになったら、気がついてくれるの?)

微笑みを浮かべつつも、複雑な心境になる帯刀。隣にいる少女は皆を気遣うことが出来る優しい。優しいが、恋愛に関してはとても疎い。

瞬や都はゆきにとても過保護、対の八葉の桜智は……周りが見えてない位ゆきに陶酔している。(瞬と都くんからしてみれば「すとーかー」らしい……)
白龍の神子であるゆきの元に集った八葉は個性揃い。
女性の扱い方を心得ている帯刀としては、驚くだけではなかった。

(ふう、きっとゆきくん自身と瞬と都くんの過保護も原因でもあるんだろう……。)


「ゆきくん、今から一緒に清水寺に行こう。話したい事があるから。」


「わかりました。」


(今は仲間で良いよ。でもずっとこのままでいるつもりはないから、覚悟しておいてよ。)


ゆきと出かけられる事を喜びつつ、帯刀は秘めた想いを叶える事を決意した。

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遅くなってしまったけど、やっとアップです。帯ゆきというより、帯→ゆきみたいな。
甘くはないけど、帯刀さんの想いを出してみた。みたいな話です。ゆきちゃんに対して一方通行みたいな感じで。