エー、古いお笑いで御座います。
旦「権助や、権助」
権「ハーイ、旦那、何か御用ですかね」
旦「今、家の表で、どなたかと話をしていたようだな」
権「ハー、いや、おらが今、表を掃除してただ。すると、お向かいの番頭が、権助さん、お寒う御座いますと言うだ。だから、おらぁ言っただ。寒くったっておらのせいじゃない。するとまた、今日はいい天気だね、なんて抜かしやがって、それから、いい天気か、悪い天気か、いつ変わるかわからねえと」
旦「オイオイ、なんて口を聞くんだ。お前は世間様の挨拶と言うのを知らないのか。無理にお世辞を言う事はないが、相手が口を聞いてきたら、それに対する礼儀の言葉がある。相手が、お寒う御座いますと言ったら、こっちもお寒う御座います、お早うときたら、お早うと答える、それが挨拶だ。お前のように、寒くったっておらのせいじゃないなんて、まるで喧嘩してるようだ。お前は北の山国が故郷だろ、だから、ハイ、お寒う御座います、このぶんでは山は雪でしょうくらいの口を聞きなさい」
権「ハーン、そうか、おらぁ別に悪気があったわけじゃねえが、では明日から、そうするべい」
さて翌朝になりまして、権助さんが表を掃除しておりますと、
番「権助さん、お早う」
権「ハー、これはこれは、お早う御座います」
番「オヤ、珍しいな、権助さんが返事したぜ。今日はばかに寒いね」
権「ハー、お寒う御座います、このぶんでは、山は雪だんべ」
番「ばかに権助さん、お世辞が良くなったね」
また翌日になりますと、
番「権助さん、お早う」
権「ハー、お早う御座います」
番「今日も寒いね」
権「ハー、お寒う御座います。このぶんでは、ハー、山は雪だんべ」
毎日毎日権助さん、雪だんべ雪だんべとやってましたが、そう寒い日ばかりはございません。たまにポカっと暖かい日が有りまして、
番「権助さん、お早う」
権「ハー、お早う御座います」
番「今朝はばかに暖かいねぇ」
権「ハー、暖かいようで御座います。このぶんでは、山は、その、火事だんべ」
バナナ(@_@)

旦「権助や、権助」
権「ハーイ、旦那、何か御用ですかね」
旦「今、家の表で、どなたかと話をしていたようだな」
権「ハー、いや、おらが今、表を掃除してただ。すると、お向かいの番頭が、権助さん、お寒う御座いますと言うだ。だから、おらぁ言っただ。寒くったっておらのせいじゃない。するとまた、今日はいい天気だね、なんて抜かしやがって、それから、いい天気か、悪い天気か、いつ変わるかわからねえと」
旦「オイオイ、なんて口を聞くんだ。お前は世間様の挨拶と言うのを知らないのか。無理にお世辞を言う事はないが、相手が口を聞いてきたら、それに対する礼儀の言葉がある。相手が、お寒う御座いますと言ったら、こっちもお寒う御座います、お早うときたら、お早うと答える、それが挨拶だ。お前のように、寒くったっておらのせいじゃないなんて、まるで喧嘩してるようだ。お前は北の山国が故郷だろ、だから、ハイ、お寒う御座います、このぶんでは山は雪でしょうくらいの口を聞きなさい」
権「ハーン、そうか、おらぁ別に悪気があったわけじゃねえが、では明日から、そうするべい」
さて翌朝になりまして、権助さんが表を掃除しておりますと、
番「権助さん、お早う」
権「ハー、これはこれは、お早う御座います」
番「オヤ、珍しいな、権助さんが返事したぜ。今日はばかに寒いね」
権「ハー、お寒う御座います、このぶんでは、山は雪だんべ」
番「ばかに権助さん、お世辞が良くなったね」
また翌日になりますと、
番「権助さん、お早う」
権「ハー、お早う御座います」
番「今日も寒いね」
権「ハー、お寒う御座います。このぶんでは、ハー、山は雪だんべ」
毎日毎日権助さん、雪だんべ雪だんべとやってましたが、そう寒い日ばかりはございません。たまにポカっと暖かい日が有りまして、
番「権助さん、お早う」
権「ハー、お早う御座います」
番「今朝はばかに暖かいねぇ」
権「ハー、暖かいようで御座います。このぶんでは、山は、その、火事だんべ」
バナナ(@_@)
