昨年12月8日 静岡の講座に清水眞砂子さんがお見えになり、ご自身の著書『大人になるっておもしろい?』を紹介していただきました。岩波ジュニア新書から10代向けに出ているのですが、私のようなジュニアの母世代に多く読まれている、というので気になって購入してみました。とてもメッセージ性が強い本で、翻訳され韓国でも出版されているそうです。もう3刷になる程人気で、こういう本が売れるのはあまり良くない社会だということなので、ご本人は複雑な思いだと話されていました。

内容は 子ども達に向けて 
大人の期待に応えなくて良い、自分の思うまま 自分をごまかさず はぐらかさず 我慢しなくていい。「挨拶をしなくなりたる少女いて成長とはかく黙すことなり」という短歌を引用して、挨拶しなくなるのは成長の過程。怒りの感情をぶつけていい。一人の時間は個の確立だから悪いことじゃない…

怒りの感情ではマイナスの感情として、できるだけ怒らない方に向かう本はたくさん出版されているが、怒りをむしろ良きもの、大事なもの、人間の尊厳を守るもので、他者に対する期待を捨てないでいるからこそ怒るのだ、と怒りの大切さが書かれていました。

こういう本を読んで力をもらい、10代の子ども達が自分らしく生きていけたら良いなぁと思いました。私もかつて10代だった頃の気持ちを思い出し、省エネせず、我慢しないで互いに思いをぶつけ合い、どんなエネルギーを費やしてでも守るべきものとして子ども達と日々向かい合えたらいいなと思いました。

私はこの本に書かれていた清水夫妻の約束事 「我慢しない、忘れない、はぐらかさない」を今年の目標として大切にしたいと思っています。