赤子の頃。

親と子は、四六時中、同じときを過ごす。


目覚めるとき。


おっぱいを飲むとき。

おしめを替えるとき。

愚図ったとき。

夜泣きをしたとき。

そして、また眠るとき。



「親になって初めて

親の気持ちが分かる」

とよく言うけれど、それは本当に本当。


今では自分の家庭を築いて、

遠く離れた土地で暮らしている。


もう二度と、

あのときには戻れないけれど、

ふとした瞬間に、

そのときのことを思い出す。


沢山送ってくれた柿を

見つめていると、

親の気持ちの色に見えてくる。


遠く離れて暮らしていても、

気持ちが繋がっていれば、

それでいい。


そう自分に言い聞かせながら、

今日も何とか生きています。