本土メディアは、年初来、本土に流入したホットマネーは数百億米ドルから千億米ドルに達したと報じた。これら資金は当初は不動産市場に流入していたが、現在は株式市場にシフト。将来は一部の敏感な商品に流入する可能性がある。
広東省社会科学院の研究員は、8月5日に実地調査を実施。2002年からホットマネーの動きを追っている同研究員は、最近2カ月は強い印象を受けている。同研究員は、6月からこれまでのホットマネーの流入は、総量では07年、08年に及ばないものの、ペースは最も速いと語った。
外貨に占める金額からもホットマネーの足跡を窺うことが可能だ。中央銀行のバランスシートの外貨比率は、第1四半期に中央銀行が市場から買い取った外貨の量が毎月平均わずか1000億米ドル強にとどまっていたが、4月からはその数字は右肩上がりに上昇し、5月は第1四半期の平均を1869億米ドル上回る2869億米ドルに上った、ことを示している。
業界がホットマネーを試算する際は、通常、外貨準備の増加額から当該期間の貿易黒字と海外直接投資額を控除するという方法を用いる。今年第2四半期は、外貨準備の増加額1779億米ドルから347億米ドルの貿易黒字と212億米ドルの外資直接投資額を控除すると、1220億米ドル。そこから、為替および投資利回りを差し引し引いてもなお1000億米ドル強の外貨が流入したということになる。
「現在はいずれも試算に過ぎない。我々が試算したこれら1000億米ドルとうのは、現在のホットマネーの増量だ」とアジア開発銀行高級経済学家の荘健は語る。
ホットマネーの流出入について、ある国家外貨管理局関係者は、現在は資本の純流入の状態だと話している。
(8月10日信報)