もう8年になりますね。

初めて会ってからは、10年以上の年月が流れている。

いつも綺麗な年下の女性を連れて、私の並び、同じ止まり木で呑んでいましたね。
貴方と彼女は、とても親密に繋がっていた。仲睦まじくて、羨ましかった。


以前、彼女が一人で来た時、マスターに「本気なの?」と聞かれ、コクリと頷いていた彼女はキラキラしていた。

そんな彼女が居るのに、貴方がいつもの店に一人で来たある日、
「会社が近所だから待ち合わせて二人でランチしよう!」と軽く誘って下さった。
ほとんど無理やり「明日○○ホテルの1Fで待ってるよ」との約束。
Barのマスターは、私に「いつもあんな調子だから、行かなくていいよ」と囁いた。

マスターは、今思うと、予感していたのかも知れない。

私達が強い絆で結ばれることを。。。


結局、私はランチの待ち合わせ場所に行かなかった。

後日、貴方は「1時間程待ったよ」と、さらりと言った。

物凄く申し訳なく思い、後悔した。携帯のあるこのご時世にそんなに人を待たせたなんて。

そういえば、携帯番号もアドレスも知らないし、教えてなかった。


この時から、少しずつ歯車が動いていったんですね。