9月27日、正午頃。
岐阜の城下を流れる長良川下流域の様子です。
写真は、岐阜河渡橋の下流。
ここは、長良川全川でも一級のソジ。

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秋口、朝晩の寒暖の差を感じる頃になると、鮎の雄は白子を持ち始め、続いて雌も抱卵を始めます。
そして、長良川の水温が一気に下がり出すと、鮎もそれにつられる様にして、群れを成し、産卵のために川を下り始めます。
初めは数匹、そして数十匹。
群れは合流や飛散を繰り返しながら、この場所にたどり着く頃には、数百匹、或いはもっと大きな群れにも成って来ます。

ここは漁師の御漁場。
夏の気温が下がり始めると、漁師魂が熱くなる場所です。
今日は二艘、まだまだ、これからの様です。

■鮎の群れを測る
~ 漁師のソナー ~

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ソジの前、水底に白いセンターラインの様な物が沈んでいるのが見えます。
漁師は、鮎の群れが落ちて来た事を察知すると、この白い部分に神経を集中します。
鮎の群れは、右に左にと移動しながら徐々に下り、いずれ鮎は川底のこの白い部分にも差し掛かります。
舳先に立つ漁師はその瞬間を見逃す事なく、位置や群れまでの距離、群れの濃さ(大きさ)までをも読み取ります。
そして、投げ網の射程距離に入ると同時に、一気に網を投げて鮎を追い込みます。
遠目には何でもない様に見えていても、レーダーにも劣らない高度な漁師の知恵が漁に活きています。

■落ち鮎のガリ漁

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今日はこの場所に四人の方が竿を振っていました。
写真左手の方は、何匹か掛けておられました。
堤防からでも、川の中で鮎がキラキラと群れている様子が伺えます。
ここの少し上流、テトラで出来た入江では、大型の鮎が岸近くまで群れて食んでいるのが見られます。いつまでも見入ってしまいます。
この辺りには相当量の鮎がいると思われます。鮎の濃いのがよく解ります。

明日は仕事。
さて、明後日は