ある時
郡上で知り合った年輩の鮎釣り師が変わった仕掛けを使っていました。
その釣り師は、錨針を全く使わないそうで、瀬でもトロでも全く同じ物を使うそうです。
ちょっと信じられませんでしたが、物は試し、やって見ることにしました。

■ヤナギ~環付き二本鉤
使う物

針の種類 :管付き矢島型
針の号数:8.5号+8.0号
ハリス:2.0号(一般的には太過ぎだが)

■仕掛け作成の注意

8.0号以上の針にはハリスが2.0号
7.5号の針ならハリスは1.5号でもOK

ハリスの号数を合わせないと、針がスッポ抜けてしまいます。

■8号の針で1.5号のハリスを使って見た
作った時には、抜け無いか手で引っ張って見たが大丈夫そうでした。
が、実際に鮎が掛かると、見事にすっぽ抜けし、二段目の針でかろうじて止まっていました。

この状況を克服するには
そんな時は専用ビーズ仕様になります。
ビーズを8の字結びにして針を通します
でも、面倒です。

で、私は太ハリスの使用と致しました。

■使用感
ハリスは2.0号なので、もちろんツンツンです。。
一番最初は、こんなので使えるんだろうか?と、一匹目が掛かるまでは正直不安でした。
使い出した頃は、こんな太いハリスじゃなくても良いだろうと思い、1.2号、1.5号と、色々と試しました。
そして、何故かこの2.0号を試した日に、良く釣れました。

イメージ 1

1.先ずはハリスの最端に8の字結びでコブを作ります。
2.そこに管付き針の8.0号を通します
3.そして、そのコブの2.5センチ上にもう一つの8の字コブを作ります
4.そこに8.5号の針を通します。
5.最後に、逆針側に針が来ない様に三個目の8の字コブを作って完成です。

実際の掛かり方
ほぼ100%逆針側の針に掛かります。それと、錨針との大きな違いは、針がズバっと刺さっていて、引きずった様な傷も出来ません。
更に、思いっきり泳がせをやっても根掛かりがほとんど気になりません。
従って、針の消耗も少なくすみます。
何といっても、ハリスを手で結ぶだけで出来てしまうので、これ以上簡単な物はないです。

■その他
トロ場で囮を送り出す際に、ユックリと泳ぎだす鮎を観ていたら・・・
なんと、ヤナギの針が水中でクルクルと回転しているのです。

偶然なのか、いつも回っているのか?
はっきりいって不明です。

これが釣果に影響するのかも不明です。

がしかし、普段と変わらず釣れる事には間違い無いです。