あの大変さに比べたら。

 

俺は今の年齢でも登れないのに。

 

毎年、富士山に登りきるのが生きがいと言い切るアツい言葉。

 

98歳で、あの活舌。間髪入れずに受け答え。百人一首の暗記力。話す言葉にも品がある。時に転びながらも弱い言葉を言わない。

 

体型と表情だけを見たら年相応に見えるから尚更凄い。

 

自分を持っている感じが、燃えている感じが素敵だ。

 

何より凄く健康なのかはわからないが、少なくても98歳であの険しい道のりを登りきる体力は、やはり日本一だ。登る姿を見ていて時折り危険に感じたけど、それでも、できるだけサポートして、やらせて上げるのが本人にとっての一番の幸せと感じたし、それをサポートする家族の大きな愛も想像した。先導する息子さんも70代だし、その年代では登れない人の方が多いと思う。毎年サポートするには自己管理も大変だと思う。

 

私の父は78歳で数年前に他界した。

 

今、母は74歳。

 

比較できて、日々の過ごし方を想像した。

 

自分にとっての幸せは何だろう。

 

母が幸せに生きるって何だろう。

 

とにかく前向きなエネルギーをもらった。