術後の性機能について、ブログで余り書かれていないので少し詳しく書きます。
正直、術後の性行動について軽視してました。
ふつふつと体の奥から湧き上がる何とも言えない欲求→
立って→
オーガズムに到達→
射精。
射精の快感は重視して無かったので手術を決めました。
ショボくれたオッサンには有り得ないですが何かの間違いで出会いが有って、射精で万が一のヤヤコシイ事態も起きなくなるのでラッキーぐらいでした。
前立腺肥大の手術を決めた時に、「HoLepでもpvpでも尿道を破壊するので、射精は膀胱内止まり=ドライオーガズム」に成るのは分かっていました。
そしてドライオーガズムは 到達できれば有難い程度。
ココを軽視してました。
術後のドライオーガズムまで到達の頻度も一応調べました。
Holepは4割から7割程度で工夫で一流の医師だと8割近くまで有る。
pvpは6割程度で一流の医師だと9割以上。
結果論ですが、ドライオーガズムが戻って来ました。
ドライオーガズム
42日目に、それらしき感覚を実感。
4週間目までは出血も有るから膀胱内で色々混ざるのも良く無さそうで自粛のつもりで、実際腹圧をかける行為は禁止でしたが、それより切迫性尿失禁で余裕も無かったです。
4週間が経ち、血尿もほぼ止まったので、いろいろ試し始めました。
最初は「しんなり」したまま。
性欲が有るのに前へ進めない苛立ちを大人に成って初めて感じました。
元気に成るまで3,4日。
オーガズム到達まで更に10日ほど試行錯誤。
42日目は一瞬だけど目標に到達。本当に喜びました。
もう大丈夫と思えたのが50日目。
恍惚感などが完全に戻ったのは、ここから更に2か月、11月下旬まで かかりました。
今でも過程は術前とは違う部分も有り試行錯誤です。
ドライオーガズムは傷を癒す効果が有るのか?精神的な問題なのか?分かりませんが1度目を体験した直後から切迫性尿失禁なども落ち着いて来たようにも思えます。
回復過程でも大事だと思います。
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強く無い性欲でも湧いた時にオーガズムに到達できるのが当たり前と思っていたのは反省です。
永久に戻らない可能性を突き付けらる状況はショックです。
性欲が湧き上がるのに、勃起しない、オーガズムを達成できない事態は相当なストレスに成るのは経験して初めて分かりました。
オーガズムの機会が無かったり達しない期間が有っても、いつか戻って来る前提の生活だった事が分かりました。
いろいろ見直すキッカケに成りました。
pvpや Holepの 前立腺肥大の手術後に性機能が戻らずツラい思いのブログも読みました。
説明を受けたけど射精が無いと嘆き気味の記事を書かれているかたも居ます。
私の場合、オーガズムが戻らないツラさは想定外、射精の快感が無いツラさは有りません。
手術に踏み切る時は術式や医師のレベルも含めて「オーガズムが無くなる可能性の重大さと頻度」を真剣に考えた方が良いです。
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「細いカテーテルを尿道から前立腺突き刺し水蒸気で前立腺を焼くWAVE手術(経尿道的水蒸気治療・他の方法で困難な場合の条件で保険適応)」が日本でも始まってます。
射精機能が残ります。
射精の快感まで含めて検討の余地ができました。
勃起までで良いか?オーガズムまでで良いか?射精まで希望するか?
パートナーも含めて、相当シッカリ検討したほうが良いです。
効果に限界が有るかたも居るようですが、前立腺そのものを小さくする作用のある内服薬デュタステリドも、自費なら日本で使えるようです。
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術後の性生活を考えるなら後期研修医の執刀を拒否した上で、術者の統計は訊いた方が良かったかもしれません。
後期研修医の執刀を容認した場合の隠れたリスクです。