術後の合併症は手術時間の影響が大きい事も分かりました。
最初の数例は簡単なケースから始めて、10例未満ぐらいで少し難しい等ステップアップさせるプランを例示しているラーニング論文も有りました。
「最初の数例は簡単なケースで差は小さく、次の普通ケース~少し難しいケース付近で差が最大に成り、25例ぐらいまですこしづつ差が小さくなり、その後差は縮まらない。
HoLepとpvp共に執刀医の手術時間は25例程度で医師個人の水準に到達し緩やか時間は短くなる」様です。
最初の5例程度で固定する論文まで有ります。
この5例が付きまといました。案外少ない症例数。ここは意外でした。
下手なまま7月を迎えている可能性。
自分の前立腺は どの立ち位置か?
論文も60ml程度から研修する事が…
「残尿100ml以上、前立腺体積60mlで取り頃、持病も影響小、年齢若い」
どう考えても後期研修医の修行に良さげな前立腺を持っている。
前立腺が硬いから難しいから上級医かな?の淡い期待をしながら…
6月から7月に延期に成った事の影響も考えてしまいました。
6月との差は余り無いと信じたいですが7月から「少し難しい例をしてみよう」月間?渦巻きました。
短ければ良いとは言えないし、合併症発生率は下がるように努力をするとは思いますが3か月で、どこまで努力できたか?
HoLepが年間50例以上の病院で、何例目かが 凄く気に成りだしました。
ちなみに某基幹病院のHoLep年間40例弱の病院のプログラムでは3年目で年間3例以上を目指すと有ります。
後期研修3年目、4月から一気に執刀させたら3か月で慣れてる筈、5月6月7月から開始でも上級医の監視下だろうし…
努力しないまま来年に成るとヤバい研修医に成りそうだし…研修後も居座ると困るし…など するなら、このタイミングが ギリギリと目をつぶりました。
「医局での研修制度の時代の話ですが、後期研修医が執刀する可能性が有る場合は2月から3月が良い。1年かけて手術に慣れて来たタイミング」と言う、
25年近く前に読んだ「永井明」さんの本の言葉が蘇ります。
「4月初めに よ~いドンで始める医局も有れば、6月ぐらいまでお話をして7月開始の医局も有るとも。最初の数例は付きっ切り。」不正確ですが このような内容の事も仰ってました。
これは開腹など横で手を見ながら出来る手術と 内視鏡だと手取り足取りは無理で1人だけの場合は?
ましてや局所麻酔だと筒抜けだし…と。
いろいろな思いが交錯しました。
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どちらにしろ、後期研修医を常に受け入れているHoLep派とpvp派の2つの病院の大きな違いは術式と言う事。
後は関西の2大学閥の違い。
もともとHoLep希望。
診療科の層の厚みがHP上ではpvpの病院と人数は同じ、
部長級 >上級医 > 後期レジデント > 前期レジデントが2人づつ。
卒業年次が上級医以下が4,5年間隔で奇麗な序列が出来ていたのも小さな選択基準の1つでした。
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pvpの病院は平成30年卒が一番下。HoLep病院の上級医はコチラから異動された事。
他の手術も含めて診療科全体でも手術件数が凄い数で本当に1年でしている?と思うぐらい。
どちらの病院も路線バスのバス停は自宅から等距離。
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ちなみに硬膜動静脈瘻はあらゆる場所にでき、分類や治療の難易度は有って無い様なモノに思えます。なので手術時間と合併症の関係を見るのは無理な気がします。
なので未破裂動脈瘤の手術時間を参考にしました。
3月下旬からGWまでは新年度で医師も看護師も事務も異動が有るので、生死を分ける様な手術は可能なら この時期を避けると言う医師は今も昔も居ます。