泌尿器学会の前立腺肥大の治療ガイドラインが2008年に作成され公開されてます。
これを見ながら予習しました。
相当古いので正しい情報とは限りません。大枠だけ掴みました。
ココ数年で大きく変わっているのも事実です。
内服薬でフォローの場合、急性尿閉は0.7%年のデータが有ります。
気に成りました。多いのか?少ないのか?
HoLepとpvpは推奨度B
外科処置として「経尿道的前立腺切除術」電気メスで焼き切る手術です。2008年時点で、コチラが推奨グレードA。
その後、普及した HoLep、pvp 、cvpなどは推奨グレードBです。
先に進んでいる施設から学会のガイドラインが遅れる事は どの診療科でも似たりよったりですが延長線上に有る、標準治療行く先は分かる筈です。
前立腺ガンを否定せずに肥大の処置をして良いか?
ナショナルセンターの治療方針。
長寿医療センターは羅列。肥大にはpvpだとか!
がんセンター中央病院は 癌の話だけ。
がんセンター東病院では、癌を疑って精密検査の後、肥大と判断されPSAの監視と投薬で経過観察をし効かない場合や年齢などを考えてpvpを実施と有ります。
pvp に少し気持ちが動いた事を覚えています。
ナショナルがんセンターが癌以外の患者さんの手術がHoLep じゃない事に。
がんセンター東病院の様に生検で癌を否定すれば取り出した組織のガン細胞を調べる必要は無いかも知れません。
HoLep前は深く考えませんでした。
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1つの問診票
主要症状問診票と呼ばれるモノです。節目節目で記入しました。
2つの問診票
過活動膀胱症状症状質問票と国際前立腺症状スコア(IPSS)の2つです。
IPSSには夜間頻尿の質問が7問のうちの1つ有ります。
過活動膀胱の質問票にも夜間頻尿の項目が4問中1問有ります。
10年ほど前にスペインでの大規模調査で降圧剤は就寝前服用が朝服用より脳・心臓のトラブルを45%程度抑えるとの論文が出ました。
早朝に急激な血圧上昇するのは それなりに知られていると思います。
また月曜朝は脳卒中が多い事も有名な話?だと思います。
なので就寝前に服用して朝の急激な上昇を抑えるのは妥当な考えかと思います。
降圧剤によっては利尿作用が有るので、就寝時に降圧剤を飲むと夜間頻尿が増える可能性は当然推察できます。
2つの問診票は
降圧剤の服用時間を考慮されておらず、良いのか?と思いました。
前立腺肥大で よく言われたのが「本人が どこまで不便を感じてるか?」
こういうのが一番困ります。
薬物療法、外科処置の分岐点が手前に有り、住んでる地域が手術法=病院選びで、唸ってしまいました。
「他覚的にはPSA値や残尿、前立腺体積」の部分は分かりやすいので、ココとの連動も考えながら意思決定は厄介でした。