他の病気でも一定規模の病院群の場合、DPCより詳しい治療件数を公開していない時点で私は受診対象から外します。

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病院群と書いたのは、福岡和白病院は少なめですが所属する法人の池友会では凄い数です。

ランキング本には出て来ない部分です。

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DPCとは 診療群分類包括評価制度です。

病名と治療に応じて1日当たりの診療報酬を決めて計算する仕組み。

いろいろ言うより、検索して確かめた方が早いです。

 【 地元の目ぼしい病院名 DPC 】で検索すると出てきます。

そもそもDPC自体、解釈しにくいと思います。

厚労省やDPC辞書サイトで見ても???です。

 

DPCだと動脈瘤などよく有る病気の場合は1つの目安には成ります。

また「硬膜動静脈瘻で血管内治療をした場合」は未破裂動脈瘤に丸められるので、意味無しです。

 

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ランキング本はDPCをもとに書かれている箇所も多いです。

参考には成ります。

良くある病気を多く治療して居れば珍しい病気も診ている筈の理屈です。

回旋斜視の記事で何度か触れています。

 

動脈瘤でもフローダイバーターやWEBデバイスなど新しい器具を使えるか?慣れてるか?は分かりません。

動脈瘤の場合、小さなモノも どんどん治療すれば数は増えます。

難しいケースが多いと後遺症など発生率も上がります。

 

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都市部や民間の病院では硬膜動静脈瘻の細かさまで手術件数を公開している所が多い様です。

 

地方でも筑波大学や大分大学などは詳細に公開しています。

病院側で公表と、講座側で公表している場合が有るので、講座のサイトまで行く価値は有ります。

硬膜動静脈瘻などレアな人には有難いです。

 

公開する事でネット検索した患者さんは集まって来る筈です。

自分で検索して納得して受診する人は無茶を言う割合は低い筈、いわゆる良い患者層かもです。

また血管内治療指導医の申請は硬膜動静脈瘻など珍しい治療実績も必要です。

硬膜動静脈瘻や動静脈奇形は件数集めに苦労する様です。

集まる事で指導医申請のハードルは下がる筈です。で、指導医を目指す若い先生も集まる筈です。

 

大分大は比率表示なのでランキングサイトからDPCデータから生の件数を計算しないとイケナイですが、地元なら計算すると思います。

 

筑波大も大分大も脳血管内治療の研究、医者向けの本、講演会など活動が活発な先生が居る講座なのは気のせいでしょうか?


富山は硬膜動静脈瘻の疫学データを20年前に出して、硬膜動静脈瘻の人数で検索すれば出て来る有名な医師が2人も居るのに、せめて硬膜動静脈瘻の治療件数だけでも公開すれば良いのにと思います。大人の事情でしょうか?

医師の名前に頼っているのは脆弱だと思います。その医師が移動すれば自然消滅。

 

斜視手術では医師の移動で件数の増減が顕著でした。

 

福井、金沢、富山の3つの国立大学病院はDPC以上に詳しい脳外科の数字は私の調べた範囲ではみつかりませんでした。

 

北陸の硬膜動静脈瘻の患者さんは どうされてるのでしょうか?

地方にも、これから脳ドッグも普及して行く筈です。

ネット検索で全国調べられます。命や生活が係る病気なら平気で数百キロ移動する患者さんも増えてる筈です。

新幹線ができたのでネット検索で治療件数が出ている東京の病院へは、すぐです。

 

ちなみに石川県立病院は件数を出していますね。4年前から血管内治療も始まった様です。1つの指標には成ります。