他の媒体やブログなど、繋がる事が出来たかたからの質問について、書ける範囲で書きます。
Q:術前の説明で感じた事は?
A:兵庫医大に行く前にテント部の硬膜動静脈瘻の雰囲気だったので予習はしてました。
が、それなりに情緒不安定だったと思います。
手術前まで編
5月22日と言う日。
GWは手薄になるしGWを挟むとは言え1か月間は長いよぉ~と思った事や
吉村教授の還暦前日には触れましたが、もう1つの日程の話。
脳神経外科の年1回のコングレスが私の手術前日まで5月21日まで有り、翌朝9時からの予定の提案だったので、多くの見学者の供覧も有るから失敗し無い自信も有ると示唆されてるのか?と安心する方向へ作用しました。
コングレス明けを先に思った事で還暦前日が直ぐに分からなかった気もします。
*脳神経外科コングレス=日本脳神経外科コングレスのHPからの引用=脳神経外科医の生涯教育と科学的研究による脳神経外科学の進歩を通して、国民の健康・福祉に貢献することを目的とした学会です。
教授提案の所要時間は3時間
教授提案の画面上で3時間だった事が微妙でした。
検索で複数の大学病院の硬膜動静脈瘻の血管内治療の所要時間として4~5時間かかる事も有ると有ったので、それよりは早いけど…
TVの動画のアーカイブなどで凄いスピードの教授で2時間かぁ~と思ったり、御弟子さんがされる宣言とも思え3時間に落ち込みました。
テント部なので難しそうだから長く成るのかな?動脈からだから短い筈なのに…
1人1人違うので類型化するのは如何かと思いますが、脳動脈瘤の場合、難症例以外は好発部位などで類型化しやすい一方、どう考えても硬膜動静脈瘻は類型化しにくいからなのか…など
3時間だけど短く成りましたと家族を安心させる戦略なのか?など脳内でグルグル回りました。
前立腺肥大の予習で11月頃からラーニングカーブを読み込み手術時間が術後回復に影響する論文が複数出ており、所要時間にこだわり過ぎました。
主治医の術前説明でも入院して病棟担当医にも3時間については しつこく訊きすぎました。反省してます。
手術の本体編
ランキング形式で
第1位:血管内治療で仕留めきれず、開頭手術に後日も含めて移行する可能性が10%程度と言われた事。高すぎる!
血管内治療の先駆的な医療機関でも、この数字。
1ヶ月目の教授診で本当に10%の見積もりだったか?お訊きすると「私達のチームは凄いので詰められると思った。」との事。
第2位:feeder(流入血管)が細い事。カテーテルが届く地点が問題の瘻孔まで遠いので詰めれるのか?
*詰める血管が3本(4本)で少なかった事はホッとしました。(1本は枝分かれし瘻孔手前で合流。ー〇ーな感じ。カテーテルの先の場所次第で4本?)
第3位:動脈塞栓時の痛み。独特の痛みでした。頭痛の痛みとも違う、局所麻酔の最初の一刺しとも違う、骨折やギックリ腰でもない。
説明が無理な痛みです。
2回目は嫌ですが1度経験してるので次は大丈夫…かな?
硬膜内の動脈を詰める時に痛がる人も居ると主治医から説明されてました。
Onyx自体に血管痛が有り…と書かいたサイトは知ってました。
それでも次回が有るなら局所麻酔の方が良いです。ただ塞栓時の鎮痛剤を入れるタイミングは研究して欲しいです。凄腕ドクターのスピードと点滴から到達するまでの時間差を考えるとOnyxを入れる直前のリンスに混ぜれないのかな?