Q:局所麻酔は怖く無かったか?
A:むしろ安心でした。治療時間が短い予定と分かったので。何か起きた事が その場で分かるので対処して頂けるので。
静脈からの鎮静や鎮痛を使ってでも全身麻酔は最後の手段だと思ってます。
脳外科なのでER(緊急救命)への出入りしているはずで、イザと成れば強い鎮静鎮痛や全身麻酔を使える先生も居るはず。
麻酔医の診察を受けてないから強い鎮静鎮痛や全身麻酔はダメとは成らないだろう程度。
この病院で鎮静鎮痛での大腸内視鏡を ほぼ毎年受けて、全く問題無い事を しっかりアピールはしました。院内照会でも何でもして下さいとも付け加えました。
意識を戻す薬剤をOnyxを詰める前に入れて、バッチリ目が覚めた状態でOnyxを注入。
「痛たタッ=! なんで鎮静状態でしないの!」と術中は考えました。
何かが起きた時に局所麻酔は すぐに分かる為なんて、どっかに行ってました。
Q6:何を詰めるか?気に成らなかったか?
A:予習通りだったので素通り。
私が薬剤名の呼び名を間違った時に、主治医が少しだけ語気を強め訂正した事に…部下を指導してる時の感じが垣間見えました。
素人が言うのは論外ですが、コイル、ステントなど金属系は手元で送り込んだ量だけ進むので想像は出来ます。
詰める血管が細いので長さ1.5mぐらいの中の太さが0.3mm以下の極細のカテーテルを詰める場所に進めて液体のOnyxを手仕事で注入するのは難しすぎて想像できませんでした。
昭和の人なら、竹筒の水鉄砲、トコロテンを押し出す感じ、昆虫採集セットで注射器で昆虫に何かを注入した事が有れば、注射器から液体を押し出す時のチカラ加減を思い出せば分かる筈です。
Q:カテーテルや異物を脳に入れる恐怖は無かったか?
A:無いといればウソに成ります。
局所麻酔だったので異常が合起きれば 直ぐに分かるし、脳外科医が一杯居るのでイザと成れば何とかしてくれる筈。
異物については Onyxは コイルやステントよりは嫌でした。
エチレンビニルアルコールコポリマーが最終的な詰め物に成るのは成分を見れば分かりました。
EVAと言えばクロッ〇ス。ネットで買うと届いて開封した時に新鮮なので如何にも有機溶剤系の独特の臭いが2,3日する場合も。あれが脳の中(正確には硬膜内)に有るのは体に良く無さそう…と調べてる時に思いました。マヨネーズの容器を先に思い出せば良かったのですが…
コイル、ステントだと抗凝固剤を使うので潰瘍性大腸炎を持っているので、使わないことが分かるまでドキドキしました。
Q:テント部の血管内治療の場合、目に関する神経に影響すると言われなかったのか?
A:最初に今回の場合は関係しないと言われ安心しました。
関係すると言われた時に どうしたか?分かりません。
リハビリの後に手術と成っても斜視手術の女神様が居る病院だった事も選択理由の1つです。
斜視の一連の手術を経験してるのでイザとなれば何とかしてくれる筈。
番外編 ) 恐怖では無いですが 覚えている主な事。
造影室(治療室)が白い照明で明るすぎる事。
造影を映すモニター画面が見づらくないのか?と思いました。モニターフード(覗き込む感じに成るモニター周りの黒いカバー)も無し。
術中消灯しないのは安心でしたが照明を落としても私は大丈夫でした。
吉村教授と米倉涼子さんの家庭画報での対談で青い照明でしたが撮影用じゃないですよ多分。
患者を落ち着かせる為にブルーライトを採用する所も有ります。
また胃カメラなど赤い画像の視認性を上げる場合にも使います。医学系の見本市に行ってて良かった。
X線を受けるパネルが急に近づいた時。目を閉じてれば良いのに眼内レンズを良い事にガン見してました。目を閉じた方が良いです。
凄腕ドクターの塞栓後の造影しながらの撤収のスピード。凄腕ドクターのスピードにビックリ。造影剤を流すペダルを踏む速さで壊れるんじゃないか?と。(笑)
途中で、抜き過ぎたのか別の動脈を見る為か?カテーテルを1,2㎝に押し戻す事が有りましたが一瞬おっ!と成りました。
カテーテルを造影の時の進める時、造影と治療で抜いて行く時の血管内で何かが進んだり下がったりする感じ。何とも言えない感触。