●二刀流(血管内治療と開頭手術)

脳の中に関しては硬膜動静脈瘻に限らず、

二刀流の先生は御自身のそれぞれの実力との相談ができる事が最大の信頼だと思います。

 

血管内治療中に開頭手術への切り替え、血管のバイパスの開頭手術後に血管内治療も可能な様です。

 

血管内治療医が開頭手術の医師に引き継ぐ場合、血管内治療だけをしていると引き継いだ開頭の執刀医の手技の実力が紹介数が少ない最初の頃は分からないリスク。

 

血管内と開頭の両方を知ってて今は血管内だけの場合、信頼できる開頭医を病院内で指名できるか?直接、指名し続ける事は頭越しと取られる可能性が有り作法として良いのか?

 

現在は、急性期の脳外科で開頭手術と血管内治療と分かれて行く過程みたいですね。

後20年もすれば二刀流は少なくなりそうです。

二刀流育成の動きも出てきているので絶滅危惧種に成らない事を祈ってます。

 

●病院や血管内治療指導医でも使える道具に差が有る。

Onyxを始め、フローダイバーターやWEBデバイスなど指導医に成っても研修を受けないと使えない器具が有る。

 

医師が使えてもOnyxや血栓回収療法は設備関係で出先の病院では使えない場合も有る様です。

出先の病院でonyxが使えない場合の事まで載っている脳血管内治療の硬膜動静脈瘻に関する専門書も有ります。

 

●サブスペ(サブスペシャリティー) サブスクじゃないですよ。笑

脳外科の中でも更に細かい得意分野を持つ話です。

救急、卒中、血管内治療、腫瘍、脳底部、定位など…

 

大きな病院では外来担当表で専門分野が分かる場合も多いです。

面倒なら全般を診る初診に行って、専門外来(大学ならサブスペグループを希望するのも有りです)

 

●機械的血栓回収療法 脳血管内治療の下の階層?

脳外科 >脳血管内治療(サブスペ?) >機械的血栓回収法

脳梗塞や静脈洞血栓症の血栓をどうするか?

脳梗塞では血栓の扱いが、点滴による開通、カテーテルで近くまで行って溶かす、更に積極的に機械的に回収まで出て来てます。

脳血管内治療学会に血栓回収療法施行医制度が立ち上がってます。

資格申請に術者の件数など有るので、それなりに安心感が有ると私は思います。