4月18日の病院決めの3時間半の最初の出来事です。

そもそも【硬膜動静脈瘻】でググるとK大学病院が上位にヒットします。

東京なので早々に対象外でしたが、

硬膜動静脈瘻について網羅的に書かれており参考に成りました。

ありがとうございます。

 

*******以下、GWや脳血管内治療終了後、10月下旬までに少し掘り下げました。

 

J医院が 症例数ランキング(caloo 2021.4~2022.3)では1位でした。

(医院と言っても1000床規模の大学病院)こちらも東京なので早々に対象外。

 

都心のど真ん中在住で有名どころの病院が選り取り見取りな所に住む硬膜動静脈瘻の先輩のブログからJ医院を選択されたのが分かり、J医院を調べてみました。

********J医院について**

分院など複数有り、非常に複雑なHPです。

HPから複数のクリックを経て、目的に到達。

 

脳梗塞の血栓溶解は脳神経内科で診る様です。

一方で、脳血管内治療学会の血栓回収医は本院では脳外科に登録されています。

 

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本 院=脳外科 血管内治療332件、動静脈奇形・硬膜動静脈瘻の合計31件。

    脳内科 血管障害 232件

4分院=脳外科 血管内治療210件、動静脈奇形・硬膜動静脈瘻の合計4件。

    脳内科 血管障害 ?

 

以下、相当粗い計算に成ります。

分院では たまたま見つかった4件?

本院の動静脈奇形・硬膜動静脈瘻の割合は18分の1です。

 

よく見かける数字として硬膜動静脈瘻は30万人に1人、動静脈奇形は10万人に1人なので、単純に1対3として、本院は硬膜動静脈瘻は年間8人程度は診ている?

 

全国の硬膜動静脈瘻は年間400人、その内の50分の1は診ている。

 

他の脳の疾患も満遍なく診ている。J医院の血管内治療トップは圧倒的に数を診ているみたいで、凄い安心感だと思います。

 

静脈側での回収も含め、血栓回収の位置付けはココ数年で大きく変わってきています。

血栓溶解は脳神経内科と機械的血栓回収は脳神経外科に分かれてる事が今後どう影響するのか?しないのか?血栓溶解側ができるだけ自分の所で診ようしないのか?

少し気に成ります。

 

また脳神経血管内治療学講座自体が 教育や研究の活性化を目的に設置され、企業・団体等からの寄付を受けて運営される「寄付講座」(脳神経外科内)ですね。

大学や、講座の考え方、企業次第で今後変わって行くかもですね?(独立するか?脳外科に吸収されるか?)

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首都圏で動脈瘤の実績が多い他に慈恵医大や埼玉医大(国際医療センター)も見てみました。

 

慈恵医大も埼玉医大も分院なども有る上に血管内治療の内訳の階層まで たどりつくのに、数回のクリックが必要でした。

慈恵医大(2021年)=血管内治療223、動静脈奇形5、硬膜動静脈瘻15。

埼玉医大(2022年)=血管内治療327、動静脈奇形塞栓術16、硬膜動静脈瘻塞栓術19。

(埼玉医大は国際医療センターではなく脳神経外科側のHPに有りました。)

 

首都圏でも血管内治療を受ける患者さんは集中している様ですね。

 

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K大学も少し深掘り。

硬膜動静脈瘻を得意分野にされてる先生は大学卒業後21年程度で190名治療したと有ります。

つまり年間9人程度。1人で全国の50分の1以上を診ています。

脳ドッグやMRIの発達前からなので最近治療した割合は もっと多い筈です。凄いですね。

 

ただ、静脈洞が詰まったり狭かった場合には頭に穴を開けて静脈に直接アプローチして治療(小開頭併用血管内治療)すると書いてました。

で、静脈側からの血栓回収はしないの?と成ります。

血栓回収医は2名居られるようです。

また血管内治療自体が年間150件は行かないみたいです。

硬膜動静脈瘻だけならK大学は良いかも?と思ったり…

 

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全国ランキングで上位に入っている病院でも福岡や仙台の病院は疾患や治療内容での詳細なデータを出していない様です。

失敗すれば大ごとに成る、自分の体なので自分で納得して治療できるか?失敗しても後悔しないか?を考えると、

時間的に余裕が有る状態なら細かく情報開示している病院が前提条件かな…

自分が未破裂動脈瘤でも他の疾患も丸めている所は避けるかな…個人的な感想です。

 

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また、硬膜動静脈瘻の発症は年間400人と言っても、

兵庫医大、国循、神戸市民、J医院、慈恵医大、埼玉医大、K大などで100人程度診ている事に成り、偏ってますね。

或る程度は 自分で調べるしかないですね。