落穂ひろい その2 塞栓物質
主治医の説明で出た塞栓物質。
onyx
英語の意味は「漆黒」だとか。
メーカーのカタログなどによると、
成分は 日本で工業化されたエチレンビニルアルコール樹脂のコポリマー。EVOH
マヨネーズの容器、カレールーの中のプラスチック。
溶媒としてジメチルスルホキシド。DMSO
造影性を高める為に原子番号63のタンタル(Ta)の微粉末が混ぜられて、これが漆黒に見えるようです。
非接着性で長時間注入でき、溶けた溶岩が水中を進む様に析出(スポンジ状に)して行くと説明されてます。
硬膜動静脈瘻で使えるように成ったのは2018年だそうです。
1990年に滝和郎三重大学名誉教授が開発に携わり、海外では色々使われているようです。
他の分野でも そうですがドラッグラグ、デバイスラグは ヒドイ様です。
コロナワクチンの認可でも日本独自の臨床試験をするとか、しないとか有りましたね。
NBCA (ヒストアクリル)
成分はアロンアルファです。
アロンアルファがゴハン粒だとしたら、NBCAはフエキ糊ぐらいの差かな?
心臓を貼り合わせる時にも使うし、
私の業界(歯科)でも この成分のセメントが製品化されています。
アチコチに引っ付いたり固まるのが早く、流動性が高く使いにくかった事を覚えています。
今も使ってる先生は居ます。