ブロ友さんからの質問などで本編では削除したけど追記した方が良さそうな内容を書いてます。
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ブロ友さんから2度ほど何を詰めたか?の質問が有りました。
Tクリニックで言われた事とMRIの画像から、病院選びの段階で 詰めるモノは8割がたOnyx1択に成りそうだったので、何を詰めたか?は重要視してませんでした。
その1択の中で慣れている所を探す事に成りました。
ブロ友さんも別のブロ友さんから訊かれて答えられなかったから訊いたらしいです。
ただ、コイルかヒストアクリルかの2択な感じで、私の方が???でした。
(NBCA・ヒストアクリル(アロンアルファと似た成分)
ブロ友さんへの返信にも書きましたが、
最初の段階では使える塞栓物質の種類が多い方が有利だろう程度の認識でした。
他の分野でも同じですが、使用できる医師を制限している材料や器具は多く有ります。
私の病状の場合、調べて行く内にOnyxに成る可能性が高い事が判明。
何を詰めたか?より病院選びの段階で「硬膜動静脈瘻へのOnyx使える指導医が居る」事が条件に入って来ました。
広い意味で医療業界に居たので業界目線だった事を反省しつつ書いてます。
なので塞栓術の記事の中でも何を詰めたか?退院時の説明でも気にしてなかったのでOnyxだとは書いてません。
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では、時系列で
Tクリニックで午前の撮影で病名の臭わせから夕方に自分の希望を伝えるまでの数時間の病院選びの過程で、
「脳の静脈が怒張している。静脈洞と繋がってない」事を言われ、これを手掛かりにしました。
MRIの画像で怒張している静脈は正中部に前後に延びていました。
一方で怒張している静脈は正中付近で、静脈洞と繋がっていないヒントから、
画像やjstageの論文検索で、どうやらテント部の硬膜動静脈瘻らしい事が分かりました。
テント部なら経動脈塞栓術しか出来ない事が分かり、かなりショックでした。造影前なので瘻に血液を送っててる動脈の数も不明。10本以上も有り得ます。
経静脈なら瘻(逆流の入り口は1つ)を1回で詰める事ができ、根治が高確率で望めるからです。
塞栓物質としてNBCA、コイル、Onyxで、病院によってはOnyxを使える事をアピールしており疑問に思い
調べました。
リンクです。↓
Onyx液体塞栓システムLDの硬膜動静脈瘻に対する適応拡大と保険償還開始および 関連4学会承認 脳神経領域の液体塞栓物質を用いた塞栓術実施基準 に関するお知らせ
学会の使用基準では「経静脈的塞栓術では十分に治療目的が達成する事が困難な場合…」に使用すると有ります。
まさにテント部で静脈洞と繋がっていない私の場合です。
使用できる医師も 実績に応じ、かなり制限されています。現時点でも全国でも多くて300施設程度かな?根拠無しです。
ちなみに硬膜動静脈瘻でOnyxが保険に成ったのは2018年9月。
硬膜動静脈瘻へのOnyxによる塞栓術の指導医の条件は更に厳しく、直近3年間で奇形を20件以上など有ります。
可能なら指導医が居る所と成りました。
硬膜動静脈瘻の件数だけ見ると神戸市立医療センター中央病院が多いです。
血管内治療で指導医は多いけど誰が治療の技術が優れているか?が外から分からない事。
大学は組織構造がハッキリしているので兵庫医大の選択に至りました。
ちなみに海外では、硬膜動静脈瘻のNBCAの完全閉塞は40%前後ですが、Onyxは100%と有ります。
硬膜動静脈瘻を得意としている病院として神戸市立はサイトによってはアピール?している様です。
なので、神戸市立医療センター中央病院は出てきますが、兵庫医大は出て来ません。
硬膜動静脈瘻の件数が神戸の方がが多いのは これだと思います。
で多分、Onyxに成るんだろうなぁ~と思い、そのままの流れで当然といった感じだったので、このブログで書かないまま診療明細の記事まで進んでしまいました。
主治医の2回の説明でも詰めるモノは色々有る治療の場で決めるとしか言いませんでしたが、私の中では既成事実でした。