以下、この日の検索で初めて知った事です。

血管内治療の場合、静脈側からカテーテルを進め詰める経静脈的塞栓と 動脈からの経動脈的塞栓が有り、

逆流の有る問題の静脈の根元を詰める経静脈塞栓が可能なら経動脈より根治性が高いのは明らかで1か所を詰めれば済むのは想像できる。

(※ 根治=病気の原因を根本から絶ち治す)

 

この場合、頭蓋骨から静脈が出て行く静脈洞を経由していない硬膜動静脈瘻は対象外。

静脈からの塞栓は この時知りました。採血の時針を刺すのを見れば分かりますが静脈は破れやすい。静脈にカテーテルを入れて気長に上って行くんだろうなぁ~到達さえすれば1か所の塞栓で完治!を想像しつつ今の自分には関係無いツラさも感じました。

 

そこで経動脈塞栓術に成り、硬膜動静脈瘻に血液を供給している全ての動脈を詰めるしかなく、血管の本数は不明。解剖学も詳しく細い血管までカテーテルを進めるには経験も必要そう。

血管内治療を数こなしている施設が候補に成りました。

 

という事で、神戸市民中央病院、兵庫医科大学、国立循環器病センターが候補。

ナショナルセンターの国循も捨てがたい。

指導医が多いし硬膜動静脈瘻のデータを公表してる神戸市民中央も捨てがたい・・・・

 

兵庫医大について否定的な目でチェック開始。

 

吉村主任教授のブログや動画を漁りました。相変わらず動脈瘤の話が多めでした。

goo blog の「脳卒中をやっつけろ」は 岐阜時代から年に2,3回はチェックしてたのです。

一般向けと言いつつ、医療関係者が読んでも納得でき、専門家にとっても勉強に成りそうです。

 

スタッフも論文も含めて指導医が順調に増えている事も確認。

 

脳動静脈奇形は小さければ経過観察と仰ってる動画を見つけ、血管内治療を無理推ししないことを確認。

(大阪の某病院が1~2㎜の動脈瘤を詰めて件数を稼いでいる批判が出て、事実、「症例数でみる」等でトップだったけど2,3年件数が減った事も有ります。未破裂動脈瘤のガイドラインが発表された十数年前の話です。(原則論だけど大きさ基準は5mm以上以下で治療方針が変わる)

 

国循のHPのAVMの一般向け動画もチェックし、初回出血前の治療でADLが少し落ちてるデータを見て、治療自体を まだ迷ってました。

 

学会の雑誌の編集委員もされているので最新の硬膜動静脈瘻の治療戦略も精通してる筈。

論文やブログに出て来る世界的な医師との交流などを見てると治療内容も国内の多くの脳血管治療の凄い先生達の更に凄そう。

 

など国循、神戸と同等以上と確信。

この時点で紹介先は98%兵庫医大と固まりました。

あとは実際の脳外科の業界内のTクリニックもT先生の意見です。