このブログを読まれている、手術予定の方から、7月に再手術を宣言し、更新を止めたら、ご心配頂きました。ありがとうございます。
術後の医師の診察と検査結果を見るまで、1か月間サボって御免なさい。
ご自身で判断していただく事も含めて、再手術について、書くことを優先しました。
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やっぱり、
これから、手術を検討される他の方も居られると思うので、
自分の症状の部分が少なかったので補う意味も込めて、
病院と医師を決める過程を、もう少し詳しく書いた方が良いと思い、この記事を書いてます。
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そもそも手術前提で病院に行ったのは、このブログのタイトルの下に説明の通り。
プリズムメガネの「限界」が来た事です。
6,7年前から立体視が近くでも出来なくなってる自覚。
斜位が見つかる高校まで距離感が掴めず球技は苦手でしたが、
13,4年ほど前までは、そこそこ出来てたのにプリズム前の悪夢が戻ってきた感じが・・。
10年ぐらい前までは、矯正すればステレオ検査でギリギリ合格でした。
9年前に大阪市内の大学病院斜視外来で、トンデモ量の処方箋が出て、まだまだ増えると言われ、プリズムの限界が超えたら手術と決断。(同時期にメガネ屋に回旋斜視の指摘。)
「限界」と言うのは「既成レンズの作成範囲」を超えそうだった事。
特注に成ると1枚10万以上に成る事も・・
フレネル膜で対処できるけど、どう考えても見えにくそうで実用的でない。
正直、回旋斜視は、3月に術前検査の結果を見るまで、回旋がメインとは思ってませんでした。
手術は、あくまでも上下と外斜視でプリズムゼロで融像する事が目的で、
手術でしか解消できない回旋も有るし。回旋手術の神様なら上下水平も解消できるはず、ぐらいでした。
回旋量は多くても10度ぐらいか?と。(融像範囲を少し超える程度)
なので結果を見て、この期に及んでも転院するか?このまま行くか?考えました。
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いずれにしても、以下の理由から、当然、術前にプリズム無しのメガネを作る前提 。
だから、しつこく書いていたのです。
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強い乱視と 回旋斜視と プリズムレンズの製作範囲 の兼ね合い。
元々、術前を含めて5月まで明確な複視は経験しなかったです。
4月まではおそらく斜位が酷過ぎて抑制が掛かってた可能性が大だと思います。
抑制をかけるなら一方の目は横を向いていても良いのでは?とも思います。
ただ見かけ上、目玉の方向は正面の斜位で、斜位と抑制との兼ね合いはイマイチ理解してません。
しかも、7月の再手術前でも、メガネをかけた時だけ、疲れて来た時だけ複視の自覚。
↑ ココ重要です。
再手術を減らすために
先輩方のブログで手術中に光を見て2つか判断したり、
論文では、最近ではポータブル型の回旋斜視の角度を測る岡山市の川崎医大の様な大学病院も有るようです。
そもそも抑制によるものか?融像によるものかは?は不明ですが、
術中に測定されても、複視を経験していないので違いが分かるか?疑問だったこと。
メガネ無しだとボヤっとした視野で見えるのか?複視か、本人がどうか分からない。
正確には検眼用眼鏡をかけて計測に成るだろうと思いますが、術中に可能なのかと言う事。
と同時に、複視などを自覚しないと、アジャスタブル手術もどこまで有効なのか?
回旋のゼロを達成しても、上下斜視が大きく成り、既製品プリズムレンズの範囲外の事態も困ると判断しました。
自転車で行ける所に斜視手術の神様が居るのに岡山まで行く意味は余り無いかな~とも思いました。
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7月の再手術前は回旋量は常にゼロでした。4月の術前より大きめの上下斜位が過矯正に成ったために再手術でした。
水平斜位は4~7月は融像範囲内でしたが、再手術後の方が1回目術前と同等か大きいです。
結果的に、今回の再手術は、回旋は許容範囲内、上下も許容範囲内、水平は筋力強いので教養範囲内に収まっている。
↑ なので術前に主治医と、どこを目指すか?よく話し合って下さい。
私の場合、7月以降は回旋と上下を融像範囲内にして水平斜位は犠牲にする。
ただし将来、水平斜視が出てきても手術が出来る余地を残したい。(今回は可能なら片目での処理)
話合い再手術で目指す方向性を決めました。
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全ての回旋斜視での再手術は、30%程度と言うデータも有ります。
私の回旋量だと、もっと再手術は多いはずです。
再手術だから、ヤブでは無いです。
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なので、
複視が自覚出来たり、乱視の状況などを踏まえて、自分に合った病院を探してください。
回旋斜視の場合、「回旋ゼロ」と「プリズムゼロ(上下か水平か」の、どれを優先するか?が大切だと思います。
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いろいろ病院について、厳しい事を書きましたが、近所の病院なので、より高みを目指してほしいからです。
選んだ主治医の技術は凄いです。