LINE@で「コメント力をアップさせるには?」というご質問をいただきました
質問してくださった方はラジオでパーソナリティーをされているのですが、
いわゆる「コメント力」を決めるポイントはラジオトークでも日常会話でも共通です。
「コメント力」というと「自分がどう話すか」に意識が向きがちですが、
実は、まず「相手の話をいかに聞くか」で決まります。
聞き方を変えれば、話を振られたときに
「へ~」「そうなんだ~」「たしかに!」
の繰り返しから脱却することができます
「コメント」という言葉を辞書で引くと、
問題・事件などについての意見や見解を述べること。論評。解説。説明。
(Weblio辞書)
とあります。
あくまで「問題・事件」(話題と置き換えていいですね)があっての「コメント」ですよね。
その「問題・事件・話題」を提供している相手の話を、
いかに自分事として聞いているか?
によって、その後に発するコメントの深さや厚みが変わります。
「そうなんだ~…」のような間に合わせではなく、
自分だから言える、自分らしいコメントにつながっていきます。
だって自分事として聞いているから、自然と自分らしいコメントになるんです
とはいえ、自分が知っている話題なら自分事にしやすいかもしれませんが、
よく知らない話題だと困りますよね
でも、どんな話題でも自分事にする、ということはできるんです!
知らないのに知っているふりをするのではなく、イメージして自分事に引き寄せるのです。
この記事ではわかりやすくお伝えするために、
「時事ネタに意見を述べる」ような「コメント」ではなく、
「日常会話での返し」としての「コメント」を例にしますね!
(つまり、どちらの「コメント」も本質的には同じということです)
「馬刺しをニンニクで食べるかショウガで食べるか、いつも迷うんだよね~」
と言われたとします。
(なぜか思いついたのが馬刺しだった)
あなたが馬刺しをよく食べていて、
馬刺しの食べ方にはうるさいよ!という方なら、
「わたしはニンニクもショウガも混ぜるよ!1対2が好きだよ」
「日本酒といっしょにいただくときはショウガかな~」
「たまにわさび醤油もいいよー」
などなど、経験からコメントできると思います。
でも、馬刺しにそれほど詳しくなかったら?
一度も食べたことがなかったら??
「そうなんだ~…」
…このコメントは、ちょっと残念
(あなたがこの話をさっさと終わらせたいと思っているなら別ですが…)
だって馬刺しに詳しくないし、言うことないよ~!
と思うかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。
自分がその友人の立場だったら?
…
想像してみてください。
目の前に、(よくわかんないけど)美味しそうな馬刺し。
ニンニクとショウガ。どちらにしようか迷っている。
多分、早く食べたい。でも、迷っている…。
なんで迷うんだろう?早く食べたいのに…。
いつもこうして迷っているのはどうしてなんだろう?
このあと結局どうするんだろう??
…想像してみると、
「迷ったときはどうやって決めてるの?」
「ニンニクで食べるのとショウガで食べるの、どうちがうの?」
「ニンニクとショウガ以外の薬味で食べることもある?」
など、出てくるんじゃないでしょうか。
馬刺しをどの薬味で食べるか迷っている友人の話を自分に置き換えて考え、コメントする。
つまり自分事として聞いたからこそのコメントですね
「そうなんだ~…」よりずっと話が盛り上がりそうです!
自分事として聞くことさえできれば、本当に自分が馬刺しを食べたことがあるかどうかは関係ないことがわかります
会話はキャッチボールといいますが、
いい球を投げるためにはまず、相手の球を受け取ること。
コメント力の正体は「聞く力」です。
その先にはまた
「わかりやすいコメント」「個性的なコメント」など目指すところはありますが、
まずはとにかく、「自分事として聞いたうえでのコメント」であることがマスト!
今回は馬刺しの例でしたが(なぜか)、
ご自分の日常の会話でも試してみてくださいね。
しっかり聞いて自分事にできれば、
コメント力アップ、そして会話がもっと楽しくなることうけあいです!
…ブログで説明するにはなかなか濃い内容でした!
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