こんにちは!
フリーアナウンサーの三木 恵です。
話し始めや、自己紹介をするときなど、
「明るく話そう!」と思うことがあると思います。
ご自分の話し方が暗い気がしていて
なんとか明るくしたいというお悩みもよく聞きます。
「明るく話す」って、具体的にはどうしたらいいのでしょう?
よく言われる、
「口角を上げて笑顔で話す」
「心から明るい気持ちで話す」
これももちろん大事なのですが、
これだけではちょっと不十分です。
明るい気持ちが伴っていることは大前提として、そのうえで、
ちょっとしたポイントをおさえることで
ぐっと明るい話し方にすることができるんです
ちょうど昨日、こんなことがありました。
Podcastプロデューサーの田島一希さんと打ち合わせをし、
そのままPodcast収録の見学をさせていただいたんです。
(写真は打ち合わせをしたグランドプリンスホテル新高輪。
初めて行きました!内装がすてきでした)
Podcastの収録中、番組のジングル(タイトルコール)を録音するときのことです。
出演者の方が、番組タイトルを「明るく言う」ことにちょっと苦戦していらっしゃいました。
そこでわたしからポイントをお伝えし、意識して読んでみていただいたところ、
読みの印象がガラッと変わり、他の出演者の方から「おお~っ!」という声が
それくらい、ちょっと気をつけるだけでものすごく印象が変化するポイントというのがあるんです。
そのポイントというのは…
「音の上がり目をしっかりつくる」こと。
「文章を山なりに話す(読み方に山をつくる)」という言葉でお伝えすることもあります。
日本語のアクセントは音の高低でできています。
低い音から高い音へ上がる部分(=音の上がり目)を、きっちり高低差をつけて話すことで、明るい印象を与えることができます。
わたしたちは何気なく話していると音程がフラットに近づいていきます。
意識して、高く上げるべきところはしっかり上げてみてくださいね
たとえば…
「心を動かす話し方」という言葉をなるべくフラットに読んでみてください。
ぜんっぜん心が動かなさそうな話し方になります(笑)
今度は音の上がり目をしっかり作って読んでみてください。
「こ↑ころを う↑ごかす は↑なしかた」
となります。
※実際には3つの文節すべてでやるとわざとらしいので、
言葉の重要度や並び順などで加減します。
たとえば「動かす」は軽めに流して、
「こ↑(高低差大)ころを うごかす は↑(高低差中)なしかた」
のようにですね。
明るく話すためにはもちろん気持ちも大切です。
でも、
「気持ちは込めてるつもりなのに伝わらない」
ってこともありますよね(話し方に限りませんが…)。
気持ちが大事、それは大前提として、このようなスキルも大事です。
気持ちがあるからこそ、それを伝えるところまで責任をもつ手段がスキルなのだと思います
明るく話すための最重要ポイント、
「音の上がり目をしっかりつくる」
ぜひ試してみてください!
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