@DIME編集長セミナー感想&司会者としての情けない思い | 伝え方コンサルタント・三木恵の「心を動かす話し方」

伝え方コンサルタント・三木恵の「心を動かす話し方」

\「あなたに会いたかった」と言われる話し方レッスン/
伝える力でもっとのびのびと活躍しましょう!
●元ラジオ局アナウンサー
●即興アクター(インプロ、プレイバックシアター)
●話し方・コミュニケーション指導1500人
●大学・企業研修

 

こんにちは!
フリーアナウンサーの三木 恵です。


多くの方に話し方の重要性を伝えたい!
という思いから、Webでの発信力を高めることを自分の課題としています。


そこで参加してきました、

はまっこ女性起業家コミュニティ主催
メディアアプローチ&発信力アップセミナー



講師はPRコネクターの逢沢ゆずさん

そしてなんと!

小学館が運営するWebメディア「@DIME」の
安田典人編集長!


最前線で活躍される方のお話を聞く
貴重なチャンスキラキラ

しかも自作コラムを編集長にお渡しできる
またとない機会をいただける企画でした。


ということで、

都内とはいえ千葉県境にある我が家から横浜まで往復3時間かけて
行ってきましたーー!!!



セミナーレポとして、

な、なるほど…っ!
と唸らされたポイント
と、

イベントに参加すると考えずにはいられない
司会者としての視点から感じたことを。







●ねらい目はWebメディアじゃなくて…

第1部、
PRコネクターの逢沢ゆずさんのお話より。


メディアに取材してもらったり

コラムを掲載してもらうことを狙うなら、
「出たいメディア」より「出やすいメディア」を狙ったほうが近道。

なぜなら、メディア露出は「連鎖」するものだから。

まずは出やすいメディアに出て実績をつくることで、出たいメディアに近づいていこう!


…というやり方をご紹介されていました。


では、「出やすいメディア」とは?


そりゃーやっぱりWebメディアでしょう!
と思ったのですが、

正解は、まさかの


新聞



…ただし、地方紙。とのことでした。


地方紙はメディアアプローチ的に
一番の穴場であり、掲載されやすい。
しかも、掲載されると系列全国紙への転載が期待できる!!のだそうです。


なるほど~。

はずかしながら、
新聞なんて無理でしょ~という思い込みがありあまり細かく考えていませんでした。



●文章を速く、端的に書くには?

第2部、
@DIME安田編集長への質問コーナーより。


ブログでもWebメディアのコラムでも

文章を速く端的に書くコツは…?!

 


・ネタ帳を作ってアイディアやキーワードをためておく

○曜日○時からは必ず執筆にあてる!と決め
あらかじめスケジュールをおさえてしまう



という2点を紹介してくださいました。


2つ目のスケジュール先取り、
前職の同僚が同じことを言ってました!

その元同僚は期待の若手セールスで、
多忙な中どうやって新しい仕事のための時間をとるか?という挑戦をしていて、
安田編集長と同じく先取り方式を採用し、
実際に成果をあげていたのでした。


安田編集長は、
「空いた時間でやろうと思わないこと」
ともおっしゃっていました。

きちんと優先順位をあげて取り組まないと
成果は出ないのですよね…。



●「読まれる記事」と「ものすごく読まれる記事」の違いは?

質疑応答コーナーでわたしから編集長に質問させていただきました。


そもそも記事が読まれるかどうかは
タイトルのつけ方や構成などが大事だとのことだったのですが、

「読まれる記事」を「ものすごく読まれる記事」にするのに必要なことはなにか?!

わたしにはちょっと気の早い質問ですが、
夢はおっきく乙女のトキメキということで!


安田編集長のご回答は、

「その場合は内容にはほぼ違いはなく、
他のメディアへの転載など、タイミング」


とのことでした。


記事公開の時間なども重要なため、
@DIME編集部ではそのあたりも意識して編集されているそうです。

とはいえ、

SmartNewsやグノシーなどは
他メディアから転載する記事を
独自アルゴリズムによって自動で選んでいて
その基準のひとつにはトレンドのキーワードを含んでいるかどうかがあるそうです。

ということは、
少なくとも時事性の高いネタを取り上げるのは重要といえますね。



●司会者の視点から(職業病)

今回のように講師が複数いる(ゲストがいる)セミナーは特に司会の働きが重要なので
ついつい「わたしが司会だったら…」という視点で見てしまいます。

(今回は司会はいませんでした)

その司会者としての視点での感想を。


そもそも、セミナーに司会を入れるメリットとはなんでしょうか?

進行をスムーズにすること?

それは司会の役割なので、実はあたりまえの働き。


メリットといえるのは、主に次の3つです。


・セミナーの価値を高める

・セミナーをブランディングする

・セミナーの影響力を高める



セミナーの価値とは、「本物感」です。
高級感、特別感ともいえます。
司会はセミナーの価値を高めます。

セミナーのブランディングとは、
コンセプトや個性といった一本の芯を通すことです。
司会はセミナーをブランディングします。

セミナーの影響力を高めるとは、
参加者へのメッセージを強力にすることです。
司会はセミナーの影響力を高めます。


この3つが司会を入れるメリットです。




さて、今回のセミナーに参加させていただくにあたり不思議だったことがあります。

それは、


なぜ、起業女子向けに
@DIME編集長を招いたセミナーなのか?



ということです。


どうしても、DIMEと起業女子のイメージが結びつかなかったんです。


セミナーの「コンセプト」の部分ですね。


DIMEといえばガジェットネタが多く
ビジネスマン向けのイメージ。
(@DIMEは約半数が女性読者だそうですが)

わたしの偏見もあるとはいえ、
いまいち起業女子向けセミナーとして違和感があったんです。


会場に行けばその謎が解けることを期待していたのですが、解けませんでした。


講師のお二人のお話は前述のとおり勉強になりましたが、
イベントとしては少しすっきりしない部分が残ったのです。


さらに、そのコンセプトの点で講師お二人のイメージも共有が薄かったようで、

質疑応答コーナーもややかみ合っていない感が否めませんでした。

会場には起業女子しかいないのに、
起業女子以外の話になることもしばしば。


繰り返しますが、
それでも行ってよかったと思える価値のあるお話だったのですよ。


でも、わたしは司会者ですので、
どうしても


わたしが司会をしていれば
コンセプトをはっきりさせるお手伝いができたかもしれない…


と、

図々しいことを考えてしまったのでした。



・セミナーに一本の芯を通す

という司会のメリットのことですね。




こんなこと書いたら嫌われるかも…
と思いながらも恐る恐る書いているのは、

ひとえに、

司会の価値が理解されていないことに対するいち司会者としての情けなさからです。


こういったセミナーに司会が入らないのは、
その価値を感じていただけていないから。



そして、わたしはフリーで司会もしている以上、司会の価値を伝えることも仕事のうち。

その点まだまだ全然できていないなぁと
情けない思いです。



ああ~
こんなこと書いてしまって自分のハードルを上げるだけなのですが(笑)


まだまだ努力すべしということで
真摯にやっていこうと思います。



メディアアプローチはもちろん、
司会者としてもやるべきことを考えさせられてしまいました。



が…、

 

がんばろう…。

 


 

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