実は、まもなく会社員を卒業します。
退職の挨拶をどうしようかなー…と、
プロの話し手としてプレッシャーを感じつつ
上司や同僚と過ごした日々を思い返し
ちょっぴりセンチメンタルになったりしています。
わたしに限らず
3月は異動、退職、卒業など
「別れ」がある方は多いことでしょう。
お世話になった方たちへの最後の挨拶、
スピーチではなにを喋りますか?
ちょうどわたしも別れのスピーチを
考えている最中ということで、
意義のあるスピーチにするために
盛り込みたい内容2つをご紹介しますね。
それは…
・具体的な感謝
・共通の未来
この2つです。
この2つを盛り込めば、形式的な挨拶ではなく
あなたの新しい道を照らす輝きのひとつとなるスピーチ
ができますよ
ではまず、
「意義のある別れのスピーチ」とは
どんなものだと思いますか?
わたしは、
「別れの後も良い関係が続くスピーチ」
だと考えます。
異動や退職で離れてしまっても
なにかの折に思い出してもらえたり、
仕事を依頼してもらえたり。
相手の心に自分の存在を残し
未来に繋げるスピーチ。
いっしょに過ごした日々が経験が
未来に活きるスピーチ。
そんなふうにできるとすばらしいですよね
そのために必要なのが、
・具体的な感謝
・共通の未来
この2つをしっかり伝えておくことです。
よくある異動の挨拶の例を見てみましょう。
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このたび、4月1日をもちまして、
営業部へ異動することとなりました。
これまで販売部のみなさんと力を合わせて働いた日々は
私にとって忘れがたい経験です。
本当にありがとうございました。
新天地でも、
今まで教えていただいたことを活かし、
さらに精進してまいります。
また一緒にお仕事をさせていただく機会も
あると思いますので、
これまで同様によろしくお願いいたします。
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職場でのスピーチの場合
長すぎたり奇をてらった内容は避けたいので
基本的に上のような原稿でいいと思います。
が、
「別れの後も良い関係が続くスピーチ」
といえるか?
と考えると、もう一歩です。
きちんと挨拶できる人
という印象は残せるでしょうけれど、
あなたのひととなりを印象付けるためには
もう一工夫が必要です。
その工夫のポイントが、
・具体的な感謝
・共通の未来
なんですね。
例文でも「感謝」「未来(のこと)」はふれています。
さらに工夫するとしたらどんな点でしょう?
もったいぶるようで恐縮ですが、
長くなるので今日はここまで。
3記事のシリーズで、
次は「具体的な感謝」、
その次は「共通の未来」について
書きますね。
特に「共通の未来」は
あらゆるスピーチに応用できて
他の人との差別化にもなる
すっごく大事なポイントです。
ご期待ください