「いい声」って、どんな声でしょう?
よく通る声、
大きい声、
落ち着いた声、
かわいい声、
説得力のある声、
…
人によって、場合によっていろいろですよね。
でも、一般的に「いい声」と言われる方が必ず満たしている条件のひとつは、
「響く声」
です。
通る声、とかなり近いかな?
響く、というのは、共鳴している、ということ。
いい声を出すためには、体の中で共鳴させなくてはいけないんです。
ピアノでもクラリネットでも、楽器のなかで響かせることで大きく安定した音を出しますよね。
それと同じで、
人間も自分の身体のなかで響かせることで、いい声が出せるんです。
この共鳴は奥が深いのですが…
とっても簡単に、「きちんと響いて聞きやすい声」を確認する方法をご紹介しますね!
それは、
「んーーーーーー」
と、ハミングすること!
口は閉じていてくださいね。
そして、ハミングしながら、
あなたの鼻に指先をおいてみてください。
振動が感じられますか?
感じられたら、それが響いている、ということです!
鼻の真ん中の骨らへんですよ。
振動が感じられない方は、ハミングの高さを変えてみてください。
振動する高さが見つかるはずです。
これは、「鼻の共鳴腔(きょうめいくう)で響かせている声」です。
共鳴腔(響かせるための「空間」なので、カラになっている場所を意味する「腔」がつきます)、
つまり共鳴させることができる場所は、
鼻以外にもいくつかあります。
でも、鼻で共鳴させた声は明るくハリがあり、
しかも共鳴させるのも難しくないため、
最初に使いこなす「いい声」に最適!!
話すお仕事の方は絶対にマスターしておきたい、
響く声。
んーーーーー
と、さっそくハミングで探してみてくださいね!