今日、おやすみらしいですよ!
毎日バタバタしすぎてて
知らなかったよー
ということでふと思い出したことを
つらつらと。
お時間ありましたらお暇つぶしにしていただけますと幸いです。
コメントは綴じ込み話なのでとじとじ。
初育児。
長男が生まれた頃
近所のコミュニティセンターで
仲良くなった方がいました。
右も左もわからない子育てデビュー。
実家は近いけれども
当時は別宅だったので
毎日通うのもそれはそれでしんどくて。
アイが外で働いているのだから
ご飯くらいはつくらねば…と思うけれども
長男は超重量級の赤ちゃんだったので
抱えていては買い物するのも一苦労…
必然的に外出の機会も減り
家で長男と二人きりの時間が増え
鬱気味になってました。
そんな折に、当時民生委員だったオカンから
近所のコミュニティセンターで
赤ちゃん連れのお母さんたちが集まる日がある
と聞いて
人見知りなので嫌だったんですけど
オカンとオトンに半ば強引に連れて行かれました。
で、そこで出会ったのが
同じく超重量級の赤ちゃんを抱えたママさん。
お名前を…佐藤さん(仮名)としましょうか。
お子さんの名前を勝利くん(仮名)にしましょう。
勝利くんと宙太は並べると本当に
最大赤ちゃん決定戦
が開催されてるんじゃないかってくらい大きくてw
お互いに
「大きいですねー」
「大変ですよねー」
と言い合って、意気投合しました。
子どもたちの誕生日も近くて
家も近くて
そこからはお互いの家を行き来したりしてました。
メメが仕事に復帰してからは
会うことは減ったのですが…
急転直下。
ですが、小学校が一緒で
同じクラスになったときには
子どもたちも仲良くやっていたようです。
以前よりは頻度は減りましたが
佐藤さんともお茶しにいったりもしてました。
が。
高学年に上がる頃。
急転直下な連絡がありました。
「メメちゃん、ごめん。」
から始まったその内容は
しばらく家を離れることになった。
勝利の様子が気になるので時々教えてもらえると助かる。
もしかすると夫が訪ねてくるかもしれないけれど私のことは何も知らないと言ってほしい。
勝利にも私と連絡を取ってることは伝えないでほしい。
え・・・?
何があったの??
と聞くと
以前から夫といろいろあって
今は家にいられないので離れている
とのこと。
…そういえばご主人がモラハラ気味、という話は
聞いたことがあったけど…
距離をとらなければいけないというのは
よっぽどの状況だよね…
あまりつっこんできくのもしんどいのではと思い
「了解。勝利くんのことはそれとなく情報を
仕入れて、またメッセージ送るね」
と返信しました。
その後は行事に佐藤さんがくることはなくなり
ご主人が時折顔を出すようになりました。
ご主人から声をかけられたのは一度だけ。
「いつも勝利がお世話になってます」
と言われたので
こちらこそ。
と返しましたが…。
その様子からはモラハラの片鱗は
感じることはできませんでした。
そういうもんだよね…。
メメはイベントのたびに、
勝利くんの写真を撮って佐藤さんに送っていました。
しかし。
小学校の卒業式のときです。
もちろん、佐藤さんの姿はなくて
あぁ…きっと卒業式…見たかっただろうなぁ…
と思いながら勝利くんの写真を撮って
いつものようにLINEで送ろうとしたんですが…
ふと見ると
【メンバーがいません】
となってました。
え??
佐藤さんが消えた???
それっきり佐藤さんの消息はわかりません。
勝利くんに聞けば良いのですが
最初に佐藤さんに
「勝利にも言わないで」と
釘を刺されたことが気がかりで
聞けないままになりました。
そして中学校に入ってからは
クラス数が増えて話す機会がなくなったようで
中太から勝利くんの話を聞くこともなくなりました。
その後。
それから高校生になり、
この夏頃に、中太が言いました。
え、そうなの?どこで?
えー!?なんで今頃!
…そうなのか…
え?じゃあ、どこで見たの?
おぉ…そういうことか…
いつの間にか勝利くんはそっちの道に進んでいたらしい。
学校付近でタバコを吸っているのがバレて停学。
バイクで学校に乗り付けて退学。
でも中太が話した勝利くんは
タバコをプカプカふかして
見た目はいかつくなってたけど
中身は変わっていなくて
気さくに話したんだそう。
でも最後には
「お前はこのまままっすぐ進んでくれ。
今日は思わず懐かしくて声かけちゃったけど
もう二度と声はかけない。
でも、ずっとお前のこと応援してる」
と言われたそうな。
え・・・なんそれ・・・。
…そんな言葉が高校生で出てくるのか…。
勝利くんが中学・高校とどんな経験をしたのか
想像するとなんか泣けてきました。
中太といっしょにじゃれあっていた
赤ちゃんの頃からは到底想像できない展開で
胸がいっぱいになりました。
生まれつき悪意しかない子もいるかもしれませんが
多くの場合は
悪意が濃い場所にしか居場所を見つけられず
環境に染まるしかなかったのかなって思うので
勝利くんもそうだったならば
なにかできることはなかったのかなって
傲慢かもしれませんが考えてしまいました。
ちなみに、この話を思い出したのは
ご主人からDVを受けていた方が
何もかも捨てて逃げた、という話を
アメブロで見かけたからです。
あの日、急に連絡が途絶えた佐藤さんも
何もかも捨てるしかないようなことが
起きたのだろうか、と今になって思って…
モラハラが、と話していたけれど
実際には暴力もあったのかもしれない。
勝利くんをおいて逃げ出さなければいけないほどに
追い詰められた理由があったのかもしれない。
今となっては確認するすべも勇気もないのですが…。
どうか、佐藤さんが幸せに。
そして勝利くんに明るい未来がやってきますように。
そう願ってやみません。
とりとめのない話に最後までお付き合いくださり
ありがとうございました。
また覗いてみて頂けるとうれしいです