

泣きついてくる。


夜、幼太とのゲーム時間が終わりに近づき
そろそろ寝ますかー
と言う頃、
ロフトへのはしごを
誰かが登ってくる。
誰だ!?
と思ったら
小太でした。
と泣き出す。
え?
なに?
まさか…イジメ???
じゃあどうしたっていうのさ。
急に深い


次男の話。


小太の話をまとめますと
こんな感じ。
・・・なるほど・・・。
眠れないシリーズか?
これは困った。
なんだ??
MMRでも読んだ?
例の予言が気になった?
なんの影響を受けたのかは謎だけども
少なからず誰もがぶつかる
【死】という壁に
小太が今、ぶち当たっている。
小太が【死】について考え、不安がることは
小学校低学年の頃にもあったのだけれど
その時は、まだここまでの具体性はなく
単に死んだらどうなるの?
という興味に近い様子だったので
雑で定番な解答かもしれませんが
「お星さまになってみんなを見守るんだよ」
と伝えた
納得、とまではいかなかったけれど
そういうものなのか
という理解は示された気がした。
しかし今回は違う。
そういうレベルの話ではなさそう。
ちなみに中太はこういったことはなかった。
もちろん、胸のうちには秘めていて
うまく伝えられなかったのかもしれないし
うまく掴んであげられなかったのかもしれない。
今思えば小学校高学年~中学1年の頃にあった
【超反抗期】のときがそうだったのかもしれない。


メメの解答。


悩みつつも、こんな感じで伝えました。
メメだって、大人だって
みんな死ぬのはだいたい怖い。
死んだことないからどうなるのかなんて
誰にもわからない。
死後の世界の創作物はたくさんあるし
今だと転生モノなんかもあるけど
実際転生することがあるのかどうか
死後の世界ってものがあるのかどうかも
わかりはしない。
死後のこと知ってますって語る人もいるけれど
それを証明するすべはないと
少なくともメメは思っているので
得体のしれないものは誰だって怖いと思う。
ただ、わかってることもあって
早かろうが遅かろうが
生きてるものには必ず死ぬときが来る。
これだけはわかってる。
だから、月並みなご意見だけど
明日死んでも後悔しないように
日々をこの一瞬を大事に生きるしか
ないんじゃないかなって思ってるよ。
たとえばジジババが先に死んじゃうかもって思うなら、少しでも一緒に楽しい時間を過ごせるように考えるほうがいいと思ってる。
死んだらどうしよう、どうなるんだろうって考えてもメメ的には結論は絶対に出ないから。
考える時間がもったいない。
そんな暇があったら明日をどう生きるか考えたほうがいいんじゃないかな。
そもそもさ、明日も生きてる補償なんて
どこにもないんだから。
生きてたらラッキー、今日はなにしよ?くらいでいいと思うよ。
とまあ、泣きじゃくる小太の背中を
トントンしながら話しました。
すると、今度は
と言いました。
あーはーん?
でもメメはちゃんと聞くよ
友達に言いづらいことはメメが聞く。
だからメメに言えないことを友達に言えばいいんじゃない?
まあ、メメになんでも話してくれる方がいいけど、人生ってそういうわけにもいかないだろうから。
と少し元気になった様子で
最後に
と言い残して
ロフトから去っていきました。
ドライ…ドライなのかしら…。
どの部分かしら…。
と、ちょっと気になる捨て台詞でしたが
なんとかかんとか乗り越えて
たくましくなってほしいです


三男の意見。


で。
ロフトで話していたので
一連の話と、その様子を
三男・幼太が見て聞いていたのですが。
小太が去った後
幼太がぽつりと言いました。
ねえ、なに?
ほんとに2周目なの??
と、死後の世界がわからないと思いつつも
達観し過ぎの三男の様子に
2周目とか転生とかあるのかもしれないと
思ってしまうメメでした