マイナーとメジャーの違いは第3音がフラットになるかどうか。

CメジャースケールとCマイナースケール

Cメジャースケール

 

Cマイナースケール

 

主音(ドの音)が同じ調のことを同主調と呼びます。違いはメジャーかマイナーということになります。

 

楽譜にすると、調号が違うことが分かります。マイナーは♭が3つもつきます。どういうことかと言えば、短調の音階は、メジャーに比べて3つの音が半音下がるということです。

 

ピアノの鍵盤で見てみることにしましょう。

音の並び方の違い

 

一番上がマイナー(短調)で、下がメジャー(長調)です。

 

マイナーはメジャーと比べると、ミ、ラ、シの3つの音が半音下がったものと言えます。

 

ところが、マイナーでは、第7音のシの音を半音上げて使うこと(ハーモニックスケール)が多く、それによりその下の第6音ラの音も半音上げて使うこと(メロディックスケール)があります。

そうなるとマイナーがマイナーであるという特徴は第3音がフラットになっているかどうかのみの違いとなります。

 

つまり、調の特徴は、第3音が背負っていると言えます。第3音を含むコードは、その調の持つ雰囲気を出す重要なキーとなります。

歌を先に作ってからコードを付ける

詩先で作る練習をしてみましょう。

歌詞を作る

 歌詞

どうしよう どうしよう 終電に
どうしよう どうしよう 乗り遅れ
帰れないよ
いいさ いいさ
朝になれば来るさ

練習ですからあまり長いものは用意しなくてもよいでしょう。以下例として作り方を説明します。

歌詞を歌ってみる

節をつけて歌詞を歌ってみます。日本語の場合、高低アクセントがありますから比較的音の高さの変化は自然と決まってきます。後はリズムをとりましょう。

節を楽譜に落とす

音の高さや長さを正確に楽譜に落とします。
 
 
8分音符6個で小節ができますから、8分の6拍子ということになります。
 
G、F、Cの音は半音高くなっています。また、最後の音がAで終わっていますから、Aメジャーでよいでしょう。
 
楽譜を書き直します。
 
 
メロディーができました。

ハーモニーを付ける

メロディーができたならば、メロディーに合ったコードをつけます。
先ずコードの区切りをどこでするか決めます。
歌詞の区切りごとにつけるのが自然です。2拍子形ですから1拍に当たるところにコードを付けることになります。
 
曲頭と曲尾はⅠが普通です。
 
続く部分は、F、Aがあります。Aメジャーのラ、ドですからⅣ、Ⅵあたりのコードが考えられます。続きの音で決めてみます。G、シです。Ⅴが普通でしょう。その前はⅣ、Ⅵどちらでも繋がりますが、ごく普通にⅣ→Ⅴとするのが無難でしょう。Ⅴの後はF、ラがありますからここをⅥとしましょう。
 
以下、メロディーに使われている音が含まれるコードを参考にして決めていくことになります。
 
Ⅵを使いましたが、普通にはⅠ、Ⅳ、Ⅴのみで当てはめてみてどうしてもしっくりこないときに、ⅥやⅡを当てはめる、でよいでしょう。Ⅲ、Ⅶはよほどのことがない限り使わないのが無難です。
 
 
歌詞を参考に切れ目で終止感が欲しいところにはⅠのコードを付けます。Ⅰのコードへうまく繋がるようにつけます。
使われている音からは、複数のコードが選択肢として出てきますが、終止へ向かって繋がるようにコード同士の繋がりも考えてつけるようにしまします。

コードを付ける

伴奏コードをつけて完成です。
実際に演奏してみて、おかしくないかどうかをチェックをしましょう。
 
自然なメロディーの流れでできます。
 
実例について、実際の音を聴きたい方は → こちら →ミラーサイト

音符と休符は音の長さによって形が変わる

音価と音高

音の高さを音高と呼び、音の長さのことを音価と呼びます。

 

休符には音の高さがありません。休符は五線譜上決まった位置に書かれることが多いです。が、その音でお休みしていなさいというわけではありません。

右手は高いドの位置で、左手は低いミの位置で待機するということではありません。

 

打楽器の場合には、音の高さは一定ですから音符で表していても楽譜上の位置が高さを表すとは限りません。

ドラム譜では、五線による位置は、音高ではなく、楽器の種類の違いを表します。ドラム譜の楽器の位置については、まだ統一した決まりがなく楽譜によってまちまちです。

音部記号についても、Ⅱではなくヘ音記号が使われることもあります。

単一の楽器での表記もあります。

全音符と全休符

1小節同じ音で鳴らす、あるいは鳴らさない場合に使われます。通常は4/4拍子の4拍分を表します。

俗に「白玉」と呼ばれます。

 

全音符を基に音価を2分するごとに音符(休符)が作られています。

よく使われる音符と休符

 

音符・休符とも~分[bu]を前につけて音価を表します。

 

  音符の各部分の俗称  

 

2分音符からは玉に棒がつきます。2分音符の球は白ですが、黒玉になると4分音符となり、4/4拍子ならば、ちょうど1拍を表すようになります。

8分音符からは、棒に旗がつくようになります。旗の数+1が1拍を何等分したかを表します。

棒の上下の向きは、5線の中に納まるようにという原則に従います。

8分音符以上の音符が続くときには、旗同士をくっつけて表示します。

 

休符も音価は髭をつけて表します。が、繋がることはなく、単独で表示されます。

付点付き音符

音符や休符に付点を付けることがあります。

付点を付けると、もとの音価の0.5倍の長さが付け足されます。上の譜表の上下は同じ意味を表しています。

 

付点はいくつでもつけることができます。♩..の場合の音価は、1+0.5+0.25 となります。つまり、♩..=♩+♪. となります。

 

 ︶ つないだ音符の音を一つの音符の様に演奏するという意味の記号です。

楽曲は五線譜に記録する

楽譜の見方

楽譜を使えば、紙と鉛筆だけで作曲することができます。また、既存の曲の楽譜を見る場合には、その曲についてより詳しく知ることができます。

 

では、楽譜全般の説明から。

①演奏楽器名(省略されることがあります。)

{ で囲んである場合は、両方ともその楽器で演奏することを表しています。

②線

⑥、⑧、⑩とも関係しますが、一区切りごとにひかれます。後ろの縦線は小節線と呼ばれます。縦線と縦線の間の一区切りは1小節と言います。

曲の終わりは二重線で書きます。

他にもいろいろな線があります。

③音部記号

ピアノの場合を示していますが、上がト音記号で下がヘ音記号です。ピアノなどでは通常右手、左手の演奏の意味を表しています。

単に音域を表すだけの場合もあります。

④調号

先頭にまとめてある場合には、その曲の調を表します。♯がある場合には、本来の音よりも半音上を、♭の場合は本来の音よりも半音下の音を表します。

⑤テンポ

曲の速さを表します。上の楽譜の場合は、1分間に♩を120個分鳴らしなさいという意味です。

⑥拍子記号

1小節に置かれる拍の数を表します。4/4ですので、♩で1,2,3,4と4回拍を打つことを表しています。

⑦五線

線とその間とで音の高さを表しています。高さとの関係はこちら

⑧休符

休符の種類ごと決められた長さの分、音を鳴らさないという意味の記号です。声や吹奏楽器の場合には息継ぎに必要です。

⑨臨時記号

調号以外の部分で音の高さを変えたい場合につけます。#で半音上げ、♭で半音下げ、♮で元の音の高さに戻す意味があります。1音上げるためのダブル♯や1音下げるダブル♭もあります。

臨時記号による音の変化の効果はその記号のある小節中続きます。タイ(♩と♩を括弧でつないだもので、つないだ音の長さの分、音を鳴らし続けます。)で次の小節の音と繋がっている場合を除き、新しい小節に代わると効果はなくなります。

⑩音符

5線上のどこにあるかで音の高さを、種類で音の長さを表します。楽器によって決められた音色の音を決められた高さと長さで鳴らすことを表します。

楽譜は五線譜に書くのが一般的です

ピアノの鍵盤と五線譜の関係

 

ここではト音記号とヘ音記号を使ったピアノ譜(大譜表)で音の高さを示しました。

 

白鍵のところが、線やその間に対応していることが分かります。真ん中のC(ド)を折り目にして重ねると、ト音記号とヘ音記号の譜面がぴったり重なります。

 

調号(臨時記号)を使うことで、ピアノで言えば黒鍵部分などに多い半音関係の音も記録することができます。

五線譜に記譜する利点

音楽を記録するには、現代ではいろいろな記録の仕方があります。が、音そのものだけではなく、音楽として記録する利点が楽譜にはあります。

 

単純に耳コピと呼ばれる方法で、ある音列を記譜してみたとします。

アもイも音の高さは同じです。これ以外にも書き表し方はあるでしょう。

 

イを見れば分かりますが、これはハ長調の音階を表しています。アは単に音の記録としては正しいのですが、アのように書くと、ハ長調の音階かどうか、分からなくなります。イと書くことで、ハ長調の音階だとはっきりさせることができます。

 

これはハ長調(Cメジャー)で音楽を作る場合には、とても便利な機能だと言えます。

 

楽譜は音の由来等をしっかりと記録することができます。作曲では重宝すると言えるでしょう。