コードの変わり目のハーモニーには禁則がある

間接音程とはどこの音程のことでしょうか。

間接音程

   

譜例のピンク同士、水色同士が間接音程と呼ばれるものになります。右側の様にパートの音の長さが違った場合には、音符の多い方に合わせて個々の音程を数えます。

 

隣り合った音同士は、連続音程になります。連続音程の規則に従います。

 

※は間接音程とは無関係になります。当然、連続でもありませんから禁則について考慮する必要はありません。

 

間接音程とは、コード内に置かれた音の同じ位置関係にある音同士の音程のことを指します。つまり、最初の音同士であるとか終わりの音同士であるとかです。

 

そして、コードの移り変わり目(たいてい小節の初めや終わり部分)の直後や直前の音程が問題となります。

間接音程の禁則

 ①連続1度・並達1度

 ②連続8度・並達8度

 ③連続5度・並達5度

 ※全て完全音程の場合です。

禁止されます。

 

 ①反行1度・斜行1度

  上の譜例水色に当たる場合許可されます。ピンクは禁止です。

 ②反行8度・斜行8度

  上の譜例水色に当たる場合許可されます。ピンクは禁止です。

 ③反行5度・斜行5度 許可されます。

 ※全て完全音程の場合です。

例外については音楽の書式ごとに違います。 

全音符のメロディーに2分音符でメロディーをつける

基本の制約は全音符の場合と同じです。1小節1コードです。

始まりの小節

Ⅰのコードを置きます。

   

   ・バスパートは、ドのみです。

   ・アッパーパートは、ドまたはソを使うことができます。

終わりの小節

バスパート、アッパーパートともⅠのコードで、ドとなります。

メジャー、マイナーの場合

1⃣ 基本

 ドミント ➡ Ⅰ

【下が定旋律の場合】

    

【上が定旋律の場合】

   

 

2⃣ 特例 導音への上からの掛留

【下が定旋律の場合】

   

【上が定旋律の場合】

   

(1)に入るコードは、掛留の予備が和声音でなければなりませんので、Ⅰ、Ⅳ、Ⅵのいずれかになります。

 

3⃣ ドミナント以外の例外 Ⅱ (バスパートが定旋律)

   

ラから経過音()としての導音シを通って主音ドに向かう場合に限り、Ⅱのコードを終わりの小節の前に使うことができます。

 

4⃣ アッパーパートが定旋律でレ~ドとなるときに例外として、バスパートを1小節2コードにすることができます。

   

チャーチモードの場合

1⃣ 基本

 終わりの小節のコードはⅠ、その前の小節のコードはどのコードでもOKです。

 

2⃣ アッパーパートが定旋律の場合

 バスパートの終わりの小節の前のコードは、2コードでも良いです。

【ミクソリディアンの場合】

  

バスの弱拍のレの音は、Ⅴのままだと第2転回形になってしまいます。第2転回形は使えません。

 

3⃣ メジャー、マイナーのような掛留は使えません。

 

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チャーチモードでメロディーパートにベースパートを全音符対全音符でつける

チャーチモードのミクソリディアンでベースをつける練習をしてみましょう。

メロディーラインを作る

作り方は今までと同様です。

 

短6度を2つ入れてみました。ただし、下行です。

ベースパートを付ける

ベースの付け方も今までと同じです。

始めと終わりはⅠですから、バスパートはどちらもソです。

 

置ける音を緑と青が3度と6度の音程、オレンジとピンクが5度、8度の音程で表しています。

全体を見通して音を付けていくことができます。

 

 

なるべく長い順次進行を付けるというのが一つの目標なので、今回は6小節に渡るものを付けてみました。

 

最後の2小節はⅤ→Ⅰのメジャー、マイナーの進行ですが、導音がありませんので、不完全なカデンツとなっています。終わり方としては、メジャー、マイナーに近いものと言えます。

 

チャーチモードでドミナントを使って終止することは禁止ではありません。ドミナント以外のコードでも終止をしてよいという許可です。

導音を作っても増音程はできません

臨時記号の必要がありません。ただし、幹音であっても増音程、減音程は生じます。

増4度と減5度

 

和声法でも増音程の進行は禁止されます。減音程進行は許されますが、対位法(=旋律作法)では、減音程進行も禁止とします。

 

導音を作れば、完全4度、完全5度の音程になります。

 

増音程、減音程の音高の関係が、メジャーとは逆であることに注意してください。

短6度音程

    

 

横の旋律で許される音程は短6度のみです。

ソから始まるダイアトニックなスケールを基にしたコード

Gミクソリディアンのコード

 
Ⅲがディミニッシュコード(減3和音)となります。6の和音(第1転回形)で使う必要があります。
 
ミクソリディアンには導音がありません。長調や短調と同じように使う場合には、右端のⅤのコードの様に導音を作る必要があります。
 
全てのシを含むコードで同じように半音上げてしまうと、メジャーと全く同じコードになり、Gメジャー(ト長調)になってしまいます。

Gミクソリディアンの6thコード

 

ディミニッシュコードⅢの6度は短3度の転回音程ですから、長6度となります。