アッパーボイスに移勢でメロディーをつける

定旋律をベースボイスに置いて、アッパーボイスに対旋律を書きます。

 

使う調は、チャーチモードのエオリアンです。

定旋律

「パリ音楽院の方式による 厳格対位法」(山口博史著)

定旋律集(p.105)エオリア旋法から取ってみました。

 

 

Ⅱのコードが減3和音となります。Ⅱは6の和音(第1転回形)で使います。

 

7小節目がⅡです。これを見落としていて作り直しました。気をつけましょう。

使えるコード 

詳細はこちらです。

対旋律を付ける

8度 5度 3度 6度 メロディー音

 

頂点を後半に持って行きましたが、メロディーは上方掛留が基本なので、下がっていきます。

 

1から3小節目と4、5小節目のパターンが繰り返しになっています。

 

6、7小節で中断を入れてあります。

 

6小節目には下方掛留も使ってみました。

 

カウンターフレーズを作るのは、かなり困難です。

 

 

ミス等お気づきの点・ご意見などがありましたら、コメントでお知らせください。

 

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エオリアンで使えるコードは13個

この記事は、対位法に必要な知識を扱っています。

対位法についてはこちらからどうぞ。

 

チャーチモード エオリアンについては、こちらです。

基本のコード

 

Ⅱのコードは減3和音となります。使いません。

6のコード(第1転回形)

 

Ⅱのコードは第1転回形で使います。

 

Ⅱ6の第3音と第6音とは増4度音程となります。

 

Ⅲ6、Ⅵ6、Ⅶ6が短6度音程となります。他は長6度音程です。

あるメロディー(定旋律)のアッパーまたはベースパートに2分音符でシンコペーションを含むメロディー(対旋律)をつける

コード音は弱拍に置かれます。強拍はメロディー音です。

ボイスリーディング

・弱拍同士の連続5度、8度は禁止されます。

 

・強拍同士の連続8度は禁止ですが、連続5度はOKです。

 ※強拍にメロディー音(掛留音)が来るためです。

 

掛留音は、メロディー音です。2度下のコード音に繋ぎます。このような場合を上方掛留と呼びます。これが基本です。

上方掛留

<定旋律が下にあるとき>

<定旋律が上にあるとき>

7度から8度、2度から1度は禁止されます。

下方掛留

上方とは逆に2度上のコード音へ繋ぐ場合を下方掛留と呼びます。下方繋留は例外となります。

 

<例外>

  この場合のみ許されます。

 

以上までは、メジャー、マイナー、チャーチモードどの調でも当てはまります。

 

マイナーで増進行しないためにⅥ音を♯して使うことがありますが、この音を基本通りに上方掛留として使うと、上行のために使わねばならないはずで矛盾することになります。

 導音へ繋ぐのが自然です。

 

また、主音へ進むために導音を作っているので、導音は下方掛留で使います。

 

<定旋律が下の場合>

<定旋律が上の場合>

掛留での跳躍

メロディー音はコード音とコード音を繋ぐ役割を持ちます。掛留音がコード音としての度数と一致した場合(3度、8度など)にはメロディー音としての役割を同時に果たしていると見ることができます。弱拍のコード音へ2度下行して繋ぐ必要はありません。(というより3度、8度ではできません。)

 

これを利用して跳躍を行います。

 

 

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あるメロディー(定旋律)のアッパーまたはベースパートに2分音符でシンコペーションを含むメロディー(対旋律)をつける

前の小節の弱拍の音と次の強拍の音とをタイでつなぎ、それを繰り返して曲を作る練習です。

リズム

 

終わる前の小節に限り、終わりの小節の音とはタイで結ばない。

 

※タイで結びつけることが困難な場合、1曲中1回だけ中断することが許されます。

 

リズムについてはこちらから。

 

1つ目の小節の弱拍に置かれたコード音が次の小節の強拍の音とタイで結ばれますから、音が遅れることになります。

コードの制約

◦使うコードは、ダイアトニックコード(トライアド)=3和音

 ・基本形・第1転回形(6の和音)を使う。その他の転回形は使わない。

 ・減3和音は必ず第1転回形で使う。

 ・増3和音は使わない。転回形でも使わない。

 

◦始めと終わりの小節はⅠコードを使う。

 始まりの音は、アッパーパートではⅠ音とⅤ音のどちらかを使う。

 ベースパートはⅠ音のみ。

 終わりの音は、どちらもⅠ音のみ。

 

◦終わりの直前の小節

<メジャー・マイナー>

 ・Ⅴ、Ⅶ、Ⅱ(経過音として導音を入れる)コードを使う。

  減3和音の場合は第1転回形(6の和音)で使う。

<チャーチモード>

 ・どのコードでも良い。制約はない。

 

・1小節1コードだが、ベースパートにメロディー(対旋律)をつけるとき無理な場合には2コードでも良い。

 

◦間の小節

 ※どのコードを使ってもよい。コードの進行に規制はない。

 

※ベースにメロディー(対旋律)付けをする場合に限り、難しい時には1小節に2コードを設定することが許されます。

 

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ベースボイスに4分音符でメロディーをつける

定旋律をアッパーボイスに置いて、ベースボイスに対旋律を書きます。使う調は、ドリアンです。

定旋律

アッパーボイスに対旋律を書いたときと同じものを移高して使います。

 

 

Ⅵのコードが減3和音となります。Ⅵは6の和音(第1転回形)で使います。

使えるコード 

詳細はこちらです。

対旋律を付ける

ベースボイスでは、最初の音はⅠ音(D)のみの一択となります。Ⅰコードの第5音はアッパーボイスのDからは4度音程の音となり、使えません。

 

 

 

8度 5度 3度 6度 メロディー音

 

メロディー音を使い、なるべく順次進行で続くようにメロディーラインを作ります。

 

弱拍にコード音を置いて頂点を作り、折り返しを作ります。そうしないと、同じパターンで同じ音の間を上がったり下がったりすることになります。

 

 

ミス等お気づきの点・ご意見などがありましたら、コメントでお知らせください。

 

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