和音構成音以外の残りの音、nonharmonic tone

ポピュラー和声的に言えば、テンションとアボイドノートに不協和のセブンスを加えたものです。

 

コード音以外の残りの全部の音ですから、12-3=9個あります。

キーCのⅠのコードの場合

よく使われる外音

倚音

掛留音

刺繍音

経過音

先取音

逸音

 

これらは、対位法で使われる用語から来ています。

 

島岡和声では、「転位音(変位音)」です。

コードの先頭、中間でも強拍の位置に置かれる外音

解決

外音(不協和音)から内音(協和音)へ進行させることを解決と呼びます。

 

 

 

コード(小節)中間の倚音

1小節目のように、跳躍後に表れた倚音は跳躍と逆方向に原位音を設定します。

先行する内音から見て「飛んで戻る」形になるように和音構成音へ解決させます。復元解決と呼びます。

 

同じ方向へ解決すると、「苦しい」と言われる音の運びになります。

コード(小節)の先頭

2小節目は、いきなり外音が表れます。

 

倚音の次の音は最寄りのコード構成音へ進みます。このような場合には、上下どちらへも解決可能です。

 

「けいりゅう」と読みます。音楽以外では見ることのない熟語です。

 

繋留と書いてあるWebもありますが、単純な変換ミスですね。

船ではないので、繋留はできません。

 

コードの先頭に表れる、直前のコードの内音を持ち込ちこんだ外音

 

前のコード音からタイで結ばれて登場します。

この前の小節の音を、古典和声では、「予備」と言います。

 

伝統的に2度下行して、解決します。

 

同じ高さの内音に挟まれた外音で2度上行または2度下行した音

 

先頭にある内音が、2度上行したり下行したりした後、もとの音に戻ったと見ることができます。元の音のことをを原位音と呼びます。

 

原位音に戻って解決することを復元解決と呼びます。

 

下向きに音を動かした場合には、3小節目に見られるように半音下げる場合もあります。

同様に上向きでは半音上げる場合もあります。

 

どちらかの向きに音を動かして解決しないまま逆向きの刺繍音を続ける使い方もできます。連続刺繍音と呼びます。

 

 

また、解決を先延ばしにすることを解決の延引と言います。

高さの違う内音に挟まれた外音で、2つの内音を滑らかにつなぐ音

 

 

解決音は、原位音のすぐ上(下)の和音構成音です。

 

このような解決の仕方を経過解決と呼びます。

連続経過音

キーCのⅠのコードでソからドへ向かうような場合には、間にラ、シの2つ音がありますから、連続して経過音が挟まる場合があります。

Ⅳや他のコードでも同様に間に2つの経過音が挟まることがあります。

 

 

連続経過音と呼ばれます。