Python本体だけでは、画像を扱うことができません。画像用パッケージを別途インストールする必要があります。
OpenCV
特徴
オープンソース
Intelが作って、公開しているライブラリーです。
BSDライセンスなので、商用プロジェクトにも無料で使えます。
機能
画像処理: 画像のフィルタリング、エッジ検出、しきい値処理、リサイズなどが可能
映像処理:ビデオフレームの操作や解析
特徴抽出:SIFTやSURFなどを用いた特徴点検出・記述
機械学習:物体認識、顔検出、パターン認識などに対応するツールが付属
インストール
本体のインストール
「OpenCV」は、外部ライブラリなので、パワーシェルから「pip install」コマンドを使い、インストールします。
PowerShell
> pip install opencv-python
pip = Python Package Installer
Pythonのパッケージ管理ツールです。
Pythonでアプリを作る場合に、必要なパッケージやライブラリを簡単にインストール、アップデート、アンインストールすることができます。
拡張機能のインストール
オプションの拡張機能(画像・動画コーデック)を追加でインストールします。
> pip install opencv-contrib-python
インストールの確認
インストールされたパッケージをpip list コマンドで確認します。
> pip list
Package Version
--------------------- ------------
numpy 1.26.4
opencv-contrib-python 4.11.0.86
opencv-python 4.11.0.86
pip 25.0.1
sympy 1.13.1
Pythonでもimportして、OpenCVのバージョンを確認してみます。
Python
>>> import cv2
>>> print(cv2.__version__)
4.11.0
import 機能
他のモジュールやライブラリの関数その他を自分のプログラム内で利用できるようにするための機能です。
import 「モジュール(ライブラリ)名」でモジュール全体をインポートします。
これで、OpenCVを使えるようになります。