AlderLake以降のインテルCPUはマルチコアになりました。OS側もWindows11でマルチコア対応となって高効率と高性能が両立するはずでした。しかし、相変わらず高性能と高効率の上手な振り分けはできず、ソフトによってはパフォーマンスが発揮されていません。
高負荷な作業がEコアに任され、低い性能しか発揮しない場合の(Windows-OS上からの)解決策
電力設定を変更する
デフォルトは「バランス」…低電力・効率重視のモバイル寄りの設定になっている
デフォルトの電力設定は、「バランス」です。このままですと、OSがバックグランドとみなした処理はEコアに回されてしまいます。やってほしい重い処理でもPコアは動いていません。
Androidエミュレーター(NoxPlayer)動作時のCPU使用率
※論理コアが20個あります。上から12個目までがPコアです。3段目3つ目からEコアが始まります。
Eコア使用率は100パーセントです。処理が追い付かず、ゲームスピードが遅くなっています。その上、Pコアは、時折コアパーキングに入ってしまい、動作アップには寄与しません。
「バランス」設定では、電力効率が優先されてしまいます。
電力設定変更のやり方
①スタートボタンを右クリックします。
②プルアップして来たメニューの「電源オプション」をクリックします。
③「システム>電源」の右側にあるモードのセレクト部分の「v」をクリックします。
④「バランス」の下にある「最適なパフォーマンス」をクリックして、選択します。
⑤確認…「最適なパフォーマンス」に表示が変わっていたらOKです。
Androidエミュレーター(NoxPlayer)動作時のCPU使用率
Pコアも動くようになりました。
まとめ
i5-13500以外のハイブリットCPUでも有効です。
OS上から切り替えができますから、パソコンで行う作業に合わせて、「電力設定」を切り替えて使えば電気代の節約になると思われます。