無駄口 -3ページ目

無駄口

まったり


悪と正義だけだったら苦労はしない。それなら警察だってラクなものだ。世の中は派生と分岐の繰り返しで曖昧で不完全な人だらけだ。悪も正義も表裏一体。裏を返せばあっち側になることをしてばかり。

その悪者が死ねば満足なのか?それを追い込むのは正義なのか?見てもいないのにそれは本当にそうだったと言い切れるのか?その周りには善人もいる。それを巻き込んで苦しめたら仕方ないで済ますのか?

人それぞれ性格があり全く同じものが存在しないように全く同じ正義の元で解決することは難しい。街中ですれ違ったあの人は犯罪者かも知れない。理不尽な事は山ほどある。そんな世界を上から見てどっちの箱にいれようか?...そんなレベルで裁く人達。

自分がやられたことと同じ思いをさせたいという攻撃性を無意識に持っている人も多い。悪と思い込んだものへの攻撃は徹底していてそれが自己肯定の方法なのかも知れない。昔やられた事の慰めを永遠にしてる。

虐められた腹いせに誰かを虐めたいだけにしか見えないのだ。

やり返すことが犯罪ではなければ、包丁片手に報復だと殺し回り昔の傷が癒えるまで正義だと叫び続けるだろう。その周りからも被害者が出ることを知らず、犯罪者と呼ばれ自分が殺されるまで気付かない。

明日も我が身だ...

もし自分の家族が加害者になったら免罪でも簡単に家族を悪として世間に差し出すのだろうか。普通は信じるだろう。だけどその間にも本当のことを知らないやつが叩いてくる。

見て見ぬふりは悪だと言うけども、それと同じくらい無闇に叩くことが罪な時もある。知らずのうちに加害者になっていて、どっちが悪か実際は当事者にならなきゃわからない。

それなのに自信満々に人を責め続けることが出来るのはやはり慰めなのだろうか...。

見る人が変われば、正しい自分も正しくない自分も持っているというのに。