1973 US REPRISE MS2146

 

なんとなくジャケから想像できる音が鳴る、

ピアノとヴィオラとベースからなるトリオのアルバム。

実際のところ、唄も曲も演奏も相当に良い。

早すぎたAORの趣きもある。

 

申し訳程度に書き添えらえたクレジットがある。

プロデュースがジョン・ケイルなのだ。

リプリーズのケイル。余り印象に残らない中庸な

ソロとプロデュースワークだったのかも知れない。

 

ケイルと言えば、忘れがたい仕事がある。

ニコの一連のソロ作のプロデュースとアレンジ。

ニック・ドレイクのセカンドでのアレンジ(二曲のみだが)

 

本盤に明らかに毛色の違う曲が3つ入っている。

その三曲にやられた。私が聴きたかった最良のケイルアレンジである。

宝石のような、 "Antique," "Italian Sea" "Chicago"