編み物にハマっている。1年前の冬あたりからやり始めたのだが、数ヶ月おきに編み物が楽しい期に入るようになり、また現在も日々の隙間を縫って(編んで?)ちくちく、あみあみ、すっす…とやり始めれば2, 3時間続けている。この編み物集中の旅にはBGMのお供がないと出られず、桃太郎にとってのおさる、わんこ、きじが、私にとってのAppleの Podcastである。
現在はお花のモチーフハンドバッグを編み進めているのだが、このバッグはPodcastの番組「ストーリー・オブ・クラシカル(日本語版)」をお供にしている。


数ある番組(何個あるのかすらわかんないくらいたくさん。いろんなジャンルがある)の中でこれを選んだ理由は「なんか学んでる感じで自己肯定感が高まる」からだった。音楽史は知ってて人生で損はないと思っているから、(実は)休職期間の私にとっても聴いていて「何も成し遂げられなかった…」「のんびり編み物ばかりして申し訳ない…」という罪悪感がない(めっちゃ大事!)。

聴いてみるとわかるのだが、内容自体がクラシックの大枠を掴む最初のきっかけとしてとても丁寧なもの。指揮者の佐渡裕さんが、バロック時代のバッハから、現代のなんちゃら龍一(忘れてる!)まで繋がりをもって解説してくれるから、いわゆる「クラシック」の堅苦しさやとっつきにくさを感じさせない。作曲家自身のエピソードも話してくれるところが特に良く、ブラームスのエピソードはどきどきときめきしてしまった!ブラームスのシューマン夫人への苦しさ混じりの恋心、それを超える愛情ときたら…!そういう小説とかないかな、なかったら私が調べて書きます。

解説だけでなく、音楽そのものを長めに流してくれるのもうれしい。その曲の知識をつけた後に実際に聴くことで「クラシック、わかるぞ!」となって楽しいのはもちろんなのだが、聴き入りタイムがあることで「私この曲好きかも、もっと聴きたいかも」とクラシックに親しみと関心を持つことができる。私はストラヴィンスキーの春の祭典を最初から聴き直した。Apple Musicで「ストラヴィンスキー」と調べて、動画付きのサイモン・ラトル指揮のを観た(流し見ではあるけど)。Apple Podcastから、Apple Musicへ。Appleもよかったな、こんなに活用してくれる私がいて。

当初の、「罪悪感がなし!聞き流しサイコー!」などの若干不純な理由はとうに消え失せ、すっかり「面白い」という理由で毎日ぽちっと聴いてしまっている。クラシックに興味を持ついいきっかけをありがとう、Apple!