夜眠るのが苦手。楽しい日もやってられない日も疲れちゃうから眠くなるし、まぁ寝てはいる。寝たら爆睡。


けどいざふわふわ(ごわごわ?)のパジャマを着て、お布団に入って、おくちが乾燥しないようにリップクリームを塗って、さぁ部屋の明かりを常夜灯に、とすると、なんかこわい。


未来への不安や恐怖が立ち込めて、ぶるぶる。頭に浮かんでは「いやいやこれは暗い場所では警戒せよという人間が種として確立される前からの本能的なものであり…」と頭をぶるぶる。

なのでどうやったら穏やかに眠れるのか…というのは多分小学生の時からの課題で(明日の給食に苦手なものが入っていたらやだな、などかわいい不安があった気がする)、小学生の時から対処法を確立していた。


【本を読むこと、特にひと単元が短い本を読むこと】である。


その中でも特に「喜怒哀楽が激しくない」「考えさせられない」本である。


昔に一度、「星新一のショートショートって、本当に短い!寝る前でも読みやすーい!ドッコちゃーん!」など悪魔的セレクトをしてしまい寝不足で学校に行ってしまってから、上の2つの条件は外せなくなった。


そんな中、23歳になってから「こりゃいいぞ」とリピありしているのが、三浦しをんさんのエッセイ集で、今回は【好きになってしまいました。】という超短編エッセイ集をおすすめしたい!


三浦しをんさんのゆるやかな穏やかな日常のなかの、きらりと光る出来事を細々寄せ集めて本にしていただいたものであり、一編も見開き1ページですぐに読める。


あまりにも日常すぎて、いざ感想を書こうとすると具体的な内容が思い出せないのもこの本の魅力。毎晩ぱらっと読んで、うとうと、そのまま寝れてしまう!しをんさんも「気軽に読んでや、寝落ち全然OKやで」のスタイルで書いてくれている!


内容を思い出そうとぼーっと3分くらい考えたら、ひとつのエピソードを思い出した。


三浦しをんさんは、お洗濯が好きじゃない。特に干すのがあんまり好きじゃないらしい。そんな中で見つけた楽しみ方が、「服をグラデーションに干していくこと」!

持っているカラフルなお洋服たちが、風にはためいている様子がとても綺麗で楽しいらしい。


文の中でしをんさんは「洗濯上級者の方はすでに知っているのかもしれないが、実践しているのかもしれないが…」という。

…いやいや、そんなこと考えたこともなかった!お洗濯物を干すのは、そりゃする。し、あんまり私もめんどくさいから好きじゃない。けど、音楽を流すとか、ちょっとエクササイズしながらとかで、お洗濯「プラスアルファ」で、まぁやるか…とやってきた。

それをお洗濯「自身」を楽しむ方に考えるとは!

そのものに自分で楽しさを見つけるのって、すごいなぁさすがだなぁと。小説家の着眼点なのかしをんさんの個性なのか、とにかくそこが私にとっては眩しくて印象深かった。


本の紹介(というか感想)なのにあまり内容に触れられていないけど、この本はとにかく読みやすい。

眠れない毎日にお試しあれ!