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PHQ-9(Patient Health Questionnaire-9)は、うつ病の自己評価尺度で、日本語版も存在します。この尺度は、過去2週間において、特定の症状にどの程度悩まされているかを評価するために使用されます。以下に、PHQ-9の日本語版の質問項目を示します。

  1. 物事に対してほとんど興味がない、または楽しめない

    • 全くない

    • 数日

    • 半分以上

    • ほとんど毎日

  2. 気分が落ち込む、憂うつになる、または絶望的な気持ちになる

    • 全くない

    • 数日

    • 半分以上

    • ほとんど毎日

  3. 寝付きが悪い、途中で目がさめる、または逆に眠り過ぎる

    • 全くない

    • 数日

    • 半分以上

    • ほとんど毎日

  4. 疲れた感じがする、または気力がない

    • 全くない

    • 数日

    • 半分以上

    • ほとんど毎日

  5. あまり食欲がない、または食べ過ぎる

    • 全くない

    • 数日

    • 半分以上

    • ほとんど毎日

  6. 自分はダメな人間だ、人生の敗北者だと気に病む、または自分自身あるいは家族に申し訳がないと感じる

    • 全くない

    • 数日

    • 半分以上

    • ほとんど毎日

  7. 新聞を読む、またはテレビを見ることなどに集中することが難しい

    • 全くない

    • 数日

    • 半分以上

    • ほとんど毎日

  8. 他人が気づくぐらいに動きや話し方が遅くなる、あるいは反対に、そわそわしたり、落ちつかず、ふだんよりも動き回ることがある

    • 全くない

    • 数日

    • 半分以上

    • ほとんど毎日

  9. 死んだ方がましだ、あるいは自分を何らかの方法で傷つけようと思ったことがある

    • 全くない

    • 数日

    • 半分以上

    • ほとんど毎日

もしあなたがいずれかの問題に1つでもチェックしている場合、それらの問題によって仕事をしたり、家事をしたり、他の人と仲良くやっていくことがどのくらい困難になっているかを評価します。困難度は以下のように分類されます。

  • 全く困難でない

  • やや困難

  • 困難

  • 極端に困難

この尺度は、うつ病のスクリーニングや自己評価に役立ちます。もしあなたがうつ病の症状を感じている場合、専門家と相談することをお勧めします。

 

PHQ-9(Patient Health Questionnaire-9)。
うつ病かな? と疑って精神科や心療内科に受診すると、最初に手渡されて自己診断するかもしれない自己評価尺度。
わたしもこの資料を見て、あーなんか昔見たことあるわーって思った。自分が初診の時に記入したのか、心理学系の講義で使用されたものか、もう忘れちゃったけど。

たった九つの質問だし、精神科に受診しようとまで思う人だったら「ほとんど毎日」「極端に困難」じゃないかな。

ここからは、わたしの回答というか感想を。
 

物事に対してほとんど興味がない、または楽しめない

そりゃそうだよね。仕事が楽しくて仕方なかったのに楽しめないって人も世の中にはいるかもしれないけど(おい)大好きだった趣味にもまるで興味が持てなくなってるんだよね。まず楽しいっていう気分がわいてこない。何かに取り組もうという気力がない。
楽しいことが何もない。無感情になったりする。笑えない、泣けない、怒れない、何も感じない。そんな感じ。自分の外側で世の中は回っているようだけど、自分は置いてけぼりにされてる感じ。
仕事や趣味って「次」の段階にあるもので、その前に歯を磨いたり、服を着替えたり、お風呂に入ったり、どこかに電話しなきゃいけなかったりするかもしれない。でも、その前段階でもう躓いてる。どうでもよくなってるんだよね。

気分が落ち込む、憂うつになる、または絶望的な気持ちになる

これは、やらなきゃならないことが出来ないことで起こっていたな。わたしの場合は「明日も仕事かー」どーん(沈)って感じ。
客観的に考えてみたら、うつ病や双極性障害のうつ期になってまで仕事することないわけですよ。しかし病識がないから(ここポイント)辛い辛いと思いながら、身体を引きずってでも仕事に行く。わたしはタクシーで行ってた。こんなん仕事してる意味ないよね。高いタクシー代払ってまでなんで仕事に行かなきゃならないんだって今なら思う。でも、そういう客観視がもう出来なくなってるんだよね。

これ、少なくとも経済的に余裕があれば、そこまで自分を追い込むことはないと思う。ただ若い人で今の時代に、何年も余裕で暮らせる分の貯金をしてる人なんて、どれくらいいるかって話だ。
わたしは正社員で夜勤もしていたけど、年々手取りは減ってた。税金で持ってかれる方がどんどん増えるから入社時よりも手取りが減るわけですわ。仕事の内容はすごく増えてたのに。とんだブラック企業だな。
フツーやってられん! って思うだろうに、これがまた病識がないから我慢してしまうんだよね。

わたしは双極性障害Ⅱ型だけど、ぶっちゃけ一生治らない。よくて寛解。ずっと通院が必要でずっと療養が必要。ってことはフルタイム+夜勤なんて仕事は出来ない。寛解に落ち着くまでの見通しもたたない。
今現在、本格的な療養に入って十年近くになる。これでようやく酷いうつ期は免れている段階で、まだまだちょっとしたことで落ちる。
経済的に余裕がないと症状も安定しにくいし、最悪通院もやめてしまいがち。なので、貯金はしとこうねと老婆心ながら書いておくわ(おい)

寝付きが悪い、途中で目がさめる、または逆に眠り過ぎる
疲れた感じがする、または気力がない
あまり食欲がない、または食べ過ぎる

睡眠障害は必ずといっていいほどあるよね。入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、それと朝に起きられない。一日中寝っぱなし。
とにかく起きる時間とベッドに入る時間を(なるべく)一定にする。そのために食事の時間を一定にするのがいいみたいと、最近ようやく思ってる。
仕事してた頃は夜勤(当直)があるので、16時間夜勤して帰宅。夜勤明けは昼間に眠って夜に目が覚める。それから夜更かしっていう悪いルーティンにはまってた。まあ、そうならざるを得ないよなあ。

疲れた感じではなく、もうずっと疲れてるよね。ましてこのテスト受ける段階になってると、もうヨロヨロで病院に行ってるんじゃないかな。気力なんてとてもないのに、精神科に行くって行動を起こせたことを賛美するよ。

食欲がないってパターンと、過食もしくは過食嘔吐になってるパターンがあるな。双極性障害だと過食。わたしは過食か過食嘔吐。吐くために吐きやすいものを選んで山盛り買って、飲むようにして全て食べると呼び水を飲んでから胃液だけになるまで吐き続ける。口に指突っ込んでね。
これもなあ。どんだけお金の無駄やってんだろね(汗)何を食べても美味しいって感じないってのにな。

自分はダメな人間だ、人生の敗北者だと気に病む、または自分自身あるいは家族に申し訳がないと感じる

人生は勝負じゃないし、思春期から敗北の連続だし、いまさら感ハンパない(笑)それと自分に対して申し訳ないなんて感じないよなあ。自分のことを大切だとか誇らしいとか思えないわけだし。ましてやSOS出しても助けてくれなかった父親や、毒親である母親に対して、申し訳ないとか思ったこともない(おい)
いやあ。この質問項目は解釈が難しいな。これって一般的?

新聞を読む、またはテレビを見ることなどに集中することが難しい

新聞やテレビ観る人って、今時どれくらいいるのかな(笑)この質問項目は時代遅れになってるね。集中って意味では、そりゃあ無理だね。15分とか30分の番組でも最後まで見てられない。映画とか全くダメ。
頭に入って来ない。読書好きだけど、うつが酷い時は全く読めないね。

他人が気づくぐらいに動きや話し方が遅くなる、あるいは反対に、そわそわしたり、落ちつかず、ふだんよりも動き回ることがある

思考を整理して言葉に変換するのが遅くなるってのはあるね。まだこうやって書くほうが楽だな。タイムリミットがないし書き直しはいくらでも出来るしね。
他人を前にすると入ってくる情報が多い。表情とかしぐさもあるし、相手の話を噛み砕いて理解し、相手が受け入れやすい言葉を見つけ出して返す。けっこう難しい作業だと思うんだよね。ちゃんとしたコミュニケーションを取ろうと思うとね。

動きが遅くなるってのは、もう疲れ切ってるから当然だよね。落ち着かないってこともあるな。身体がだるいので外を歩き回るわけじゃないけど、部屋のなかでそわそわしてた時もあった。アカシジアだったのかな?

死んだ方がましだ、あるいは自分を何らかの方法で傷つけようと思ったことがある

死んだほうがましだ、じゃなくて、具体的な方法をいつも考えてたな。過食と同じで一時の精神安定のために色々買ったりするけど、すぐに捨てては身辺整理してたし。死ぬことを前提に生活してた。

もちろん自傷行為もやってた。リスカ痕をたんまりつけた人を何人も見たけど、自分もやろうとは思わなかったな。「辛いんだ!」っていう叫びの痕ってのは分かるよ。でも同時に「わたしを見て!憐れんで!」って見せつけて来られたから、他人に助けを求められるんだなと逆に羨ましかった(苦笑)
職業柄、リスカみたいに見えやすいところに傷なんてつけられんわな(笑)自分でボディーピアスをあけてた。耳介や軟骨にも12G針でぶっすりいってた。ほとんど塞がっちゃったな。軟骨は硬いよー(痛いじゃなく・笑)

 

ま。個人の感想です(いまさら)
うつ病かな? と疑ってる人がいたら、とりあえずテストしてみて。
んで、もうさっさと精神科や心療内科に行っちゃいましょう。

初診の時は時間をかけてじっくり診察します。
次からはドクターによって変わる。
5分で診療が終わるとこと、30分以上かけてカウンセリングするとこ。
これ以前にも書いたけど、5分だろうが30分だろうが、たいして診療報酬が変わらないってのが原因。患者が多い病院は5分のとこが多いだろうね。

自分にぴったりくるドクターを探すのも大事。とはいえ通いやすい近場にあるクリニックや病院がいい。ドロップアウトしにくいし。
あと、通院の時は前回からの症状をメモにして持っていくのがおすすめ。症状が落ち着いてる時はともかく、変化が著しい時はメモってないとすぐ忘れちゃうから。自分の短期記憶は当てにならないってのは、私の最近の戒めっす。

んでは!