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ども。如月ふあです。

このところ、BLの前時代であるJUNEコミック・小説本を買い直しています。なぜって、紙の本はどんどん古本でしか手に入らなくなってきたから。七十年代の本ですものねえ。確かに古いんですけど。JUNEものを愛する者としては寂しい話です。

それってどんな作品? って方も多いでしょうね。代表作だと「風と木の詩」「トーマの心臓」「ポーの一族」。こちらは漫画です。小説だと栗本薫の小説にJUNEがあります。私が好きなのは「朝日のあたる家」。

私は八十年代にJUNEにハマった世代。コミケが盛んになりだした頃ってことかな。なので、やおいと言われてた同人誌時代ですね。キャプテン翼とか聖闘士星矢の後の、鎧伝サムライトルーパーの頃だな。とはいえ、イベントには二回しか行ってないですね。どうやって同人誌を買ってたんだろう。もう思い出せないや(笑)

「風と木の詩」のコミックスを全巻大人買いしたり、栗本薫の小説にハマったのもこの頃。コピー本も六年間くらいは作っていました。ただ、仲間内だけで楽しむもので、ひっそりとね。まだネットのない時代でしたし。

九十年代にBLと呼ばれるエンタメ系ボーイズラブが流行り出した時には、もう同人からは離れていました。主にミステリを読んでたな。

なので、私のなかでのボーイズラブ……ではなく、少年愛ものは、JUNEで止まっています。竹宮恵子・萩尾望都・栗本薫の作品ですね。ええ、JUNE純粋培養です(笑)

さて、それを今読み返しているわけですが。上記にあげた名作の心理描写の精緻さたるや! 構成の素晴らしさたるや! 泣くわ! そりゃあ泣くわ! いやまあ、悲恋が多いってのもあるんですけどね。BLってわりとハッピーエンドみたいですが、JUNEはよく人が死ぬので(^^; まあ、時代もありますね。許されざる恋に死はつきものってことで。

ただ、人が死ぬから泣くっていうより、キャラクターの心情描写がそれはそれは丁寧で心に迫ってくるからですね。ああいう心理劇を読みたいのだなあと思うわけです。心理描写を上達させたい物書き初心者さんには、お勧めしますよ。たぶん、ひれ伏して起き上がれなくなりそうですが(笑)

で、やっと本題(おせーよ!)

毎年、年末のカクコンの作品を読ませて頂くのですが、去年は本当に疲れたのです。もう来年は読まないって思ったくらいに。なんで疲れてしまったのかなって思い返すと、全部自分のせいなんです(^^;

ただ、せっかくのお祭りです。楽しく読みたい。なので、マイルールを作っておこうかなと思いました。なるべく多く読んでみたいですからね。

①現代ドラマ、もしくは恋愛もの、ミステリに限定。例外はあり。

②長編は五話読んで、面白ければその先も読む。そうでなければスッパリやめる。なので、五話までハートをつけない。先を読むと決めた段階で、まとめてつける。

③推し作家さんの作品は読む。ただし、②に当てはまれば読むのをやめる。

④最後まで読ませる作品には星三つ。最後まで読ませる力があるってだけで、凄いことですから。なので、ブラバか星みっつのどちらかです(^^;

⑤文字レビューは、書きたい衝動にかられた作品のみ。とてもとても労力を使うので。

⑥「スコップ!」で記事にするのは、⑤をクリアした上で、フォロワーさんに宣伝したいくらい良かった作品のみ。

⑦コメントは読み優先にしたいので、どうしても書きたい話にだけ書く。

 

私は読んでくれたから、読み返しにいくってのは、ちょっと……。そういう時もありますが、まず名刺代わりである一話完結ものを読ませて頂きます。それで自分の好みと合致すれば、大ラッキー。その後も他の作品をフォローします。合致しなかった場合は黙って去ります。

最近は、最後まで読めなかった作品、ブラウザバックした作品には、足跡を残さないようにしています。長編の第一章だけ読んで、面白かったです! なんてコメントされても困りますよね。むしろ黙って去ってくれと思います。そこでブラウザバックするのなら、その理由を知りたい。面白かったのに、なんでそこで読むのをやめるのかも知りたい。てか。自作への誘導かよ! と意地悪に思ってしまいます。性格悪いんで(^^; すまねえええ(^^;

執筆しながら連載っていう作品も、なるべく避けたい。コンテストの場合はきちんと最後まで終わらせるとは思いますが(エタったら意味ないですものね)。ただ、連載を追う側にとっては、とてもリスキーなのです。

やはり全て書き上げて、数回推敲をしたのちに計画的に連載している作品を選びます。安心感が断然違いますから。もちろん完成度も。なので、「既に完結済み」と記載のある連載ものだと、食指が動きます。

小説作法についての考え方は人それぞれで、私にもマイルールはあります。ただ、どうしても、これはダメだってのはあります。好みの問題で。

まず私は「縦読み」で読みます。出版された書籍を念頭にして読むんです。なので、ものすごく行間の空いているもの、セリフの途中で改行されているもの、三点リーダーが二個使いにされていないもの、段落の一字下げをしていないもの、会話文のなかに句点が入っているもの、キラキラネームのキャラクター(覚えられません)。これらは、読む気をごっそりと削がれます。そんなの気にならないという方に読んで頂いて下さい。

私は流し読みが出来ないタイプです。ミステリが好きなので、伏線を探すんですよね(^^; なので読むのは遅いと思います。老眼です。眼精疲労です。緑内障です(^^;

最近は短編を中心に読んでいます。時間を取られませんから。プロの作品であっても、読んだ時間を返しやがれ! と思う作品はあります(^^; 読者の時間泥棒にならない、読者思いの作品にはいつも拍手を送っています。

ああ。良い読書時間だった! そう思える感動作を待っています。

ほぼ読み専が極端な要望をする話でした(笑) ではまためえええ!