私が生まれて初めてアメフトの試合を生で見たのは
日大フェニックスでした。
働き始めたばかりの頃、会社の上司から
「自分がアメリカで留学していた大学のアメフト部が日本に来て
日大フェニックスと試合するから、アメリカの大学サイドの応援席に座って
応援してあげてほしい」
と言われ、東京ドームのチケットをいただきました。
お願いされた通りアメリカの大学サイドに座って応援したのですが、
外国の方々の応援も大盛り上がりで、とても楽しく観戦した記憶があります。
学生時代にラグビーは何度か見に行っていたので同じ感じかと思っていましたが、
大人数がワラワラとフィールド内にいてプレイの度に人がワラワラ行き来して、
ヘルメットで人の表情が見えないのはつまらないけれど、流血騒ぎがなく、
ヤカンで頭から水かけることもないし(笑)
ラグビーより少しスマートな印象のスポーツだな、というのが第一印象でした。
ラグビーを音で表現すると「フンッ!ドスン!」(スクラム組む時の息遣いと体がぶるかる音)
アメフトを音で表現すると「ガッチャガッチャ!」(ヘルメットがぶつかる音)
そんな印象を持ちました。
日大フェニックスはその時確か学生王者だったと思います。
フェニックスという名の通り真っ赤なユニフォームがとても印象的でした。
ですが、私はラグビーの泥臭さの方が気に入っていたことと、
アメフトのルールが難解すぎたこととで、
その後アメフトを見に行く機会というのはありませんでした。
旦那はスポーツ観戦しない人だし、子供は娘で部活は音楽だし、
ずーっとスポーツを生で観戦しないで人生を過ごしていたのですが、
ここ数年で急にスポーツの生観戦が楽しくなってきて、
サッカーやアメフトなどの観戦に行くようになりました。
特に毎年のようにRICE BOWLを見に行っていて、楽しみでもありました。
関学ファイターズと立命館パンサーズという関西勢ばかりがRICE BOWLに出ていた中、
ようやく去年、日大フェニックスが学生王者になってくれました。
思い出のあったチームだけにものすごくうれしくて絶対に見に行きたかったのですが、
娘が数日後にセンター試験を控えている中で
ヘラヘラ東京ドームまで行ってる場合じゃないな、と思って断念。
また今年もフェニックス、頑張ってくれるといいな!と年頭に思っていたばかりでした。
観戦に行けなかったので、今年のRICE BOWLは録画してありました。
一度見た時点で、普段だったら消去してしまうのですが、
今年に関してはどうしてもフェニックスを消す気にはならず…
別に誰も日大出身じゃないんですけどね笑
最初にアメフト観戦した思い出のチームということだけで、
ずっとハードディスクに入ったままになっていました。
今回の件で思い出して先日その試合を見返してみました。
観戦に行ってしまうと、どうしてもボールの動きに目がいってしまいます。
QBの動きに注目したり、タッチダウンで大盛り上がりしたり、
正直、ディフェンスに注目して見たことは一度もありませんでした。
今回は、ディフェンス中心に試合を見てみました。
そういう視点で見てみると、ディフェンスって縁の下の力持ちっていうか、
華やかに目立つわけではなくてもなくてはならない存在で、
その中で必死にフェアプレイしている選手たちを見て、胸が熱くなりました。
日大の宮川選手も試合に出ていて、素晴らしいプレイもあり、
解説の人から
「宮川くんですねー!!宮川選手はすごいですよ!2年生です」
と絶賛されていました。
ものすごくうれしそうに誇らしげにしていて、ヘルメットの下でにこにこ笑っていて、
こんなに生き生きとプレイしている子の人生を大人がつぶそうとしてるんだな、
と思うと、本当にかわいそうでなりません。
RICE BOWLを初めて違う視点で見て、改めてアメフトの面白さを知りました。
毎年見ていたのにこんなことで面白さを知るなんて皮肉なものです。
来年のRICE BOWLは必ず見に行きたいと思っていますが、
出場校はどこになるか、今からとても楽しみです。
学生のみんながよりよく楽しくアメフトに取り組めるようになることを願っています。