辛い思いを抱え、我慢に我慢を重ね、辛抱に辛抱を重ねて生きていた女性が、自分の人生を変えるために、寺に駆け込む。
自分の気持ちや身の上を、話すことすらままならない女性たち。
しかし、寺で過ごすうちに、女性たちは、自分自身と向き合い、新しい何かを学び、どんどんと変わっていく。
それは、何かを身につけていく様でもあり、また、逆に、身に付けていた様々な鎧を下ろし、本来の自分に帰って行くようでもあった。
その姿は、どんどんと美しくなり、また、その聡明さが際立ち、透き通るように、心が浄化されていく。
女性は、その人本来の姿に帰りさえすれば、みな、驚くほどに美しく、また、強くなる。
みんな、その輝きを秘めている。
自分自身を生きることが、女性にとっての最大の美の秘訣なのかもしれない。
そんなことを感じた、素敵な映画でした。