入院1週間目〜父のベッド〜 | 食道ガンの父との記録

食道ガンの父との記録

両親の不和により、同じ家に住みながら十何年も避けてきた父が先日食道ガンだと診断されました。ステージ4です。リンパ転移により、手術ができず現在抗がん剤治療と放射線治療を受けています。余命9ヶ月と言われた父との闘病記録を綴っていきます。

初日、受付を済ませて採血とレントゲンを撮った。

その後、病室へ。父は大部屋に入院した。
窓側には既に2名の患者さんが入っていたが、それぞれカーテンが閉めてあって、大部屋の中に小さな個室が4つあるようだった。

幼い頃、身体が弱かった私は頻繁にこの病院に入院したものだったが昼間は皆カーテンを開いていたので常に顔を合わせていた。
ところが今回父が入院する部屋は同じ部屋にいながら、もしかしたら退院するまでお互い顔を合わせずにいそうな感じだった。
それはそれでよいかもしれない。
プライバシーとか大事にしたい人にとっては気が楽かも。。。

私が入院した時はまだ古~い病棟があった時で、昼間でも気味が悪かった。今では建て替えられて、どこもかしこもピッカピカ!明るくて全然雰囲気が違う。

父は入り口入って左のベッドに案内された。窓からは病院の影になった薄暗い駐車場が見える。看護師さんは、ベッドに腰掛けた父の脈をとっている。

一緒に来た母は、父のベッドの向かい側つまり入り口入って右にある空きベッドの方へ勝手にふらふら移動してそちらにある窓から外を確認し、看護師さんに聞いた。
「あの、こっちのベッドに変更できませんか?」
父も私も「え?なにいきなり??^_^;」と驚いたが、どうやら窓からの景色が全然違うらしい。どれ、と見に行くとなるほど!行き交う車や、ドクターヘリポート、山、、いろいろな変化のある景色だ。そして日当たりがよい!
父も「こっつ(こっち)がいいな」と言った。看護師さんは困る様子もなく「あ、いいですよ!じゃあ、そっちにしましょう^ ^」と快諾してくださった。

看護師さんが行ったあと「さっきのベッドじゃ、窓からの景色だけで余計具合悪くなりそうだったもんね」と母が苦笑いした。

本当、その通りだ。