『自転しながら公転する』
という小説を1日で全部読んじゃいました。

大体650ページほどあるから、ちょっとずつゆっくり読もうと思ったけれど、
読めば読むほど止まらなくなってしまい、一気見でした。

あらすじとしては、32歳の非正規雇用の女性主人公が、仕事、親の介護、結婚に悩みながら進んでいくというあくまでただ日常生活が描かれている。


それが、主人公の思考が多いこと!
今まで意識してなかったけれど、小説ってそうよね。
学校のテストでも、「この時の主人公の心情は以下のどれか」とか、心情を描いてなんぼなもの。

ただ、こういう思考の勉強をしてたら、小説に入り込んでる自分がいるけれど、それを俯瞰してみてる自分がいることに気付いた。
一緒に思考がのめり込まない存在がいたということ。

これってワタシにとって、すごく良い気づきだなと。


その主人公も、不安が強くて悩んで悩みまくって、行動できなかったり。
わかる〜左脳がすごい〜って。だからめちゃくちゃ悩んでるやなぁって。

今までのワタシは主人公の全てに共感できる話だったから。特に恋愛ね。学歴だとか。相手との将来が見える見えないとか。

なんならアラサー世代のほとんどの女性は出てくる登場人物の誰かの考えには共感できる気がする。レビューも読んだらみんなたくさんの悩みがあるんだなぁて。


完全にのめり込めなくて客観的に小説読んでそれって楽しいん?て思う人もおるかもだけど、主人公の気持ちがめちゃくちゃわかるからこそ。


今まで同じ思考だったから、しんどくなっちゃったんじゃないか。



充分苦しんで楽しんだからこそ、次はもっと思考に捉われすぎない、本来の自分と向き合いたい。



でもなんでも極端になりすぎないように、小説は娯楽としてこれからも楽しむよ。



ということで、

小説に入り込んで同じように同調して悩んで苦しむ、自分を客観視できたっていう気づきが得られました。


そういえば、この本は一年以上前から買ってたけど、読んだのは昨日で。

読み終わって調べたら、まさかの来月からドラマ化!


読むタイミングもすべては完璧なんだなぁと。


やっぱり思考に縛られずに、自然のありのままに任せると上手くいくね。



次はファンタジー系とかあんまり読まないジャンルに挑戦したいな星空