翠林堂 -4ページ目

タイトル:
ロスト・イン・トランスレーション
東京を舞台に、アメリカ人のベテラン俳優と若い人妻の恋を描いた作品です。
ウイスキーのCMに出演するため来日したベテラン俳優のボブ・ハリス。彼は25年目の結婚生活に息苦しさを感じ、逃げるように東京にやってきたのだった。しかし、日本は言葉も文化も違う。勝手の違いに彼は戸惑う。
一方、結婚して数年の若妻シャーロットは、これから何年も続く結婚生活に不安を感じていた。カメラマンの夫は仕事が忙しく、東京までついて来たのに行動はいつも1人。
パークハイアットのバーで出会った2人は、意気投合して街に繰り出す。高度な文明社会であるにもかかわらず、西洋とは全く異なる日本。彼らの目に映る日本らしさの数々。アメリカを見慣れている彼らにとって、それらは時に想像を超えている。場合によっては奇怪さすら感じることもある。
親交を深めた2人は、それぞれの結婚生活が抱えている問題についても話をするようになる。淡い恋の果てに、2人は現実の結婚生活を続ける決意をする。
アメリカ人やヨーロッパ人から見ると、東京は「現実と空想が交錯した世界」に見えるんだそうです。日本人にとっては「何だそりゃ」ですけれど、この映画は東京のそういう側面をうまく利用したんだとか(某アメリカ系雑誌の映画評より)。半分非現実の世界にいるからこそ、現実の結婚生活を見つめることができるということでしょうか。
全体的にスローテンポな上に、映画の意図する主題や主張を汲み取るのに苦労する作品だと思います。ちょっと考えさせられるという意味では、味わい深いと言えるかもしれません。
色々なサイトの映画評を読んでみると、「この作品は日本人を蔑視している」という評価が目につきます。私は全くそう思わなかったので、ひどく驚きました。非現実さを際立たせる必要があった割には、現代の東京が良く描けていると感じたくらいです。
まあ、感じ方は人それぞれということで。
オススメ度★★★★☆
タイトル:
クジラの島の少女
廃れつつあるマオリ族の伝統を、少女が障害を乗り越えて受け継ぐ話です。
舞台はニュージーランド。祖先である勇者パイケアがクジラに乗ってやってきたという伝説を持つマオリ族の村。この村では男が女よりも上に立つのが掟で、村長は常に男。村人は何代にも渡って、マオリ族の誇りを胸に掟に従って生きてきた。
しかし、そんなマオリ族の村にも近代化の波は押し寄せる。村人は出稼ぎのために次々と村を離れ、子供達はマオリ族の伝統を嫌がるようになっていった。
そんな中、村の長老達は子供達に伝統を教える私設の学校をつくる。ここに男の子を集め、次代の長を発掘しようとしたのだった。主人公である村長の孫娘パイケア(勇者と同名)は自分も「学校」で学びたいと考えるが、村長は決して許さない。あきらめられないパイケアは、祖母や叔父の協力を得て独自にマオリの伝統を学んでいく。
監督も出演者も本物のマオリ族だそうです。廃れつつある少数民族の伝統を考える機会を与えてくれる作品だと思います。作品最大の見せ場であるパイケアがクジラに乗って海に出るシーンから、原題は「Whale Rider」。
浜辺に打ち上げられたクジラがパイケアによって海に戻り、村長がついにパイケアを伝統の継承者として認める展開は感動的でした。
オススメ度★★★★☆
某懸賞サイトの宣伝につられて、ブログを開設してしまいました。
書くことなんて何も考えていなかったのでしばらく放置していましたが、結局、7&Yに開いている翠林堂の出張所にすることにしました。
ジャンルは「映画・音楽・アート」に設定しています。しかしCDは既に翠林堂で紹介しているので、このブログでは映画の感想を専門に書くことにします。
ランキング上位を狙おうなんて殊勝な心がけはありません。アクセス数を稼ぐ気もありません。自分用の備忘録みたいなものにするつもりです。
それではよろしくお願いします。 
