kzkn小話 ※腐 | meltdwon327さんのブログ

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風邪引きました~。

といっても、咳とか鼻水が出始めたのは1週間くらい前からなんですが(*´ω`*)w

最近いきなり寒くなったからかなー。

季節の変わり目って風邪引きやすいって言いますし…皆様も気を付けて下さい(・ω・´)

さてさて、そんな訳で今回もkzknで小話です(*´ω`*)ハート

好き勝手書けるって素晴らしいなあと思う毎日です。










※13×17
※告白話


「健二さんが好きなんだ」



東京へ帰ると夏樹先輩と決めてすぐ、その報告をしに納戸へと向かった。
戦友と言うには多少おこがましさを覚えるけれども(だってボクと彼とじゃ、何もかもレベルが違いすぎる)、この短く濃い夏の間、誰よりも一緒にいた彼の元に。

そうして、ボクは明日帰ることを告げた。
ボクを見る片方だけの瞳が真ん丸に見開かれたと思った瞬間、視界が反転。
いつも見下ろす位置にいた彼を、気付けば真下から見上げていた。

「好きだよ」

心臓が止まるかと思った。
その言葉にもだけれど、何よりも僕を射抜く鳶色の瞳に……その、表情に。

4つも年下の、弟のようにさえ思っていた少年は、男の顔をしていた。

「佳主馬く、」
「……ごめん」

ぐいっと腕を引かれたかと思えば、目の前は真っ白になっていた。
近すぎて焦点がぼやけるなか、赤だけが視界に残る。
背中に回る手と鼻腔を擽る匂いに、佳主馬くんの腕の中にいるのだと理解し、パッと全身に熱が回った。

短い短い夏だった。
たったの4日間。
夏樹先輩に騙される形でここ上田に来て、そうして今日は約束の3日目。
明日の今頃には、ボクはもう東京にいる。

(あれ)

そう思った瞬間、胸がツキンと痛んだ。
1人でレンジで温めたご飯を食べる自分を想像すると、爪先から冷たさが全身に広がった。

寂しい、と、心が軋む。

「健二さん」
「あ…」

ぎゅっと強く抱き締められて、意識が現実に戻る。
暖かい。
この暖かさも明日にはないのだと思えば、視界がぼやけて、鼻がツンとした。

おかしいな、と、佳主馬くんに抱き付かれたまま考える。
他の誰と離れると考えた時でさえ(そう、夏樹先輩とでさえ)、ここまで感情に波が生まれなかった。
それなのに、どうしてだろう。
佳主馬くんと離れると考えただけで、こんなにも胸が痛い。

「ごめん。ごめん、健二さん」

耳元で声がした。
そっと目元を掠めた指先に、泣いていたことを知られたと理解して、全身が熱くなる。

「泣かせるつもりは、なかったんだ」

ずしりと肩にのし掛かる重みと視界の端をちらつく黒に、それが佳主馬くんの頭だと気付く。
謝罪を繰り返しながらも離れようとしない体に、ほっとした自分がいた。

「ごめん…」
「なに、が?」

その質問は予想外だったのか、びくりと佳主馬くんの体が揺れた。
その大袈裟な反応にボクも少し驚く。

「何が、って…」

ボクの肩に顔を埋めているせいか、少しくぐもった声が狭い納戸に響く。

「謝らなきゃいけないのはこっちだよ」

はっと佳主馬くんが息を呑む。
背中に回る手の力が強くなって、彼の緊張がこっちにまで伝わってくる。

「ごめんね、佳主馬くん」
「っ、謝罪なんて、聞きたくない!」
「聞いて、お願いだから」

ひんやりと冷たかった床においていた手を、暑さか緊張か、しっとりと汗ばむ佳主馬くんの背中に回す。

小さな背中。
ボクのこの頼りない腕でさえすっぽりと覆い隠せる小柄な体躯の持ち主が、この夏、世界を救った。

「君のことを考えるならね」

強張ったままの背を、宥めるようにぽんぽんと叩く。
自分より4つも年下の人間と触れ合ったのなんて、今年が初めてだ。

「ボクは、今ここで君を手酷く突き放すべきなんだ」
「な……っにを、勝手な……!!」

本当に僕のことを考えるなら、お願いだから側にいてよ!!

何の躊躇いもなくそう叫んだ彼に、自分はもう逃げられないと思った。

ぎゅっと目を瞑り、そっと息を吐き出す。
そうして思い切り息を吸い込んで、今度こそ真っ直ぐに彼を見つめる。

「ボクは……」

泣きたいのを我慢しているのか、彼のアバターのように真っ赤になった目を見つめる。

「    」

彼の頬を涙が伝った。



*****

kzknっていうか、kz→(←)kn的なw

お粗末様でした(´ω`)