爺をフリーダムにすれば
部屋を一周し食べ物がないと
使用人部屋へと帰って行く毎日。
に子「に子ちゃんウサギになったと。」
ウサギがよく似合う。
お耳は冬毛から蓄えたまま、
そこそこ分厚くて長めの社長。
社長の所以はこのX Lの態度もある。
素直だけど、結構ワガママ。
に子「に子ちゃんワガママじゃないからね。」
そうそう。
ワガママだけどワガママが罷り通る犬。
社長、疲れ切っている様なので
お腹でもお揉み致しましょうか?
爺やが。
に子「に子ちゃんにあげたい?」
爺やは好きだけど、臭い時は嫌いらしい。
臭いチェックはプレスリー毛までに及ぶ徹底っぷり。
逆ににおわれる瞬間に交わす!
妙な特技だこと。
に子「に子ちゃん、それ食べてあげようか?」
爺やはこれでも良くなった方。
大体浴びせ倒しの糞尿なんだから!
今は息も出来るし、
それはヨーグルトのチカラ。
に子「ふーん。 に子ちゃんにあげようか?」
牛小屋裏のカホリかと思ったら、
豚小屋から100メートルのカホリだった事は
小鉄には伝えてないけれど、
やはり劇的腸内大改造ビフォーアフターが必要だろう。
に子「爺やのご飯だけズルイんだよ。」
に子ちゃんのご飯の方が高級だけど?
まー、この先は考えないといけないね。
私のお気に入りロータスだって、
爺のフローラちゃんは突然変異で外飼い動物小屋臭に変える漢。
漢らしいにも程がある。
に子「爺やは大切にしなさいってオカーサンが言うの。に子ちゃんに時々ガウるのに?」
まあまあ。優しくしてあげて。
余りに酷いと雷落とすから。
爺やはまだ4歳なのに、見た目はお爺さん。
見ているだけで不憫。
(遺伝であちこち不自由。)
もしかして、お母さん側に病気があるのか?
兄弟ではなく、異母兄弟なら沢山いるから。






