元々のご質問は、
「施術後に刺激電流を決めて症状が安定するまで2,3か月ぐらいかかるのでしょうか?」
というものでしたから、あっさり答えてしまうなら「人それぞれ」ということになってしまいます。
電気刺激の調整にかかる期間は、患者の年齢から始まって、電極挿入ターゲットの選択、手術の執刀医、刺激調整の担当医、患者の期待の高さ、術後のリハビリの適切さなど、影響する要因は果てしなく色々あります。
そこで、刺激調整期間については次回に譲って、手術の直後の一時的な症状について少し紹介しておきましょう。
手術の直後に幻覚/妄想に悩まされた方や逆にルンルン🎶状態になってスキップしちゃって叱られた人など、特にご家族がオタオタしちゃうような事もありますので、ボクが見聞きした例を紹介しますね。
まず脳に電極を差し入れるのですから、ま、そりゃいろいろあらーな。
電極挿入時は「ツンツン」だったか、「スーッ」だったか、はたまた「グイグイ」入れられたのかはよく覚えていませんが、どのみちその過程で脳が無傷ではいられないでしょう。
この時、丁度ターゲットにしているところが傷つくと電気刺激なしでもブレーキ指令が出なくなる。つまり元気に動けるようになって、中にはスキップして大喜びするような人も出てくる。
コレが「微小破壊効果」と呼ばれるもので、1〜2週間で効果が消えてくる。
一方で「微小破壊」による副作用というのもあるわけで、それこそ幻覚や妄想になったりして、「どえらけにゃあことになったがや」とご家族オタオタになったりする。
もちろん1〜2週間で戻ってくる。
「部屋がぐるぐる回っている」
「壁がモゾモゾ動いてる」
「あの人、本当は牢屋からでてきたばかりなんだ」
「空を飛んで月まで行ってきた」
収まってしまうと本人はすっかり忘れていることもあるようです。
「一喜一憂、1週間」
っていうところでしょうか。
つづく
次回は、「DBS刺激の調整期間について」